塾に通うことで精神的にかなり重圧を感じていると。
塾に通うということは、自分の意志で、つらいけど
頑張って、なんとか成績を上げようとすること。
そんな風に思っているので、生徒自身、あるいは
保護者の方が「今のままではつらすぎる」と
我慢やガンバリの限界に達するのであれば、
退塾もやむをえず・・・と思ってます。
残念ながらその子は最終的に退塾ということに
なりましたが、いつもどおり引き止めはしませんし、
うちをやめた後も頑張ってほしいと願うのみです。
そこまで厳しくする必要があるのか、
もっと緩くして楽しく塾に通わせたほうがいいのでは
ないか・・・そんな風に考え、迷うこともありますが、
やはり、この厳しさだけは貫き通そうと思っています。
この厳しさが名学館富沢校の特徴であり、他塾との
差別化にもなっていると思っています。
生徒、あるいは保護者の方にもいろんな考えの方が
いらっしゃり、万人受けする塾というのはないと
思っていますし、それを目指す意味もないと思っています。
震災もあり、こういうご時世ですから一人でも多くの
生徒に入ってほしいですし、一人でもやめないでほしい
と思います。
でも、塾のスタイルを変えてまで生徒に媚びようとは
思いません。
この春、震災の影響もあり、退塾が続き、新規での
問い合わせが少なくて、つらく苦しく、私自身がめげ
そうになりますが、心の支えは今いる塾生、
そして受験を一緒に戦った卒塾生や保護者の方々の
応援にほかなりません。
今日、尚絅の入学式があり、卒塾生が制服のお披露目
に来てくれました。
忙しい中、そうやって来てくれることが嬉しいですね。
その生徒にも伝えましたが、一緒に受験を戦ってきた
生徒には愛着もありますし、深い縁を感じます。
単に「名学館」という塾に通った・・・ということだけでなく、
私や講師の先生と一生の出会いをし、今までにはない
くらい死ぬ気で頑張ったことで生徒自身変わることができた
・・・塾の役割なんてちっぽけなものかもしれませんが、
人と人のつながり、縁の大切さを学んでくれてると
思っています。
卒塾した生徒と縁を持っても、経営的にメリットがない
という考えもありますが、どんなに苦しい状況においても
人の縁、一緒に頑張る、あるいは頑張ってきた生徒たちとの
縁はお金には替えられない大切なものなんだと思っています。
話がわけの分からない方向にいってしまいましたが、
退塾という残念な出来事があった日でも、明るい笑顔を持って
来てくれた卒塾生、そして今日も授業で頑張ってくれた塾生
を見て、心が穏やかに・・・むしろ前向きになってきています。
「頑張ろう」・・・うん、頑張ろう!