うちの塾は厳しいので有名らしいですが、一方で
「縁」を大切にする意識が他塾よりも強いと思っています。
そりゃああ、塾で課題を必死にがんばり、私に何度も
怒られ、居残りや朝塾も頑張って・・・そんな生徒たちと
触れ合っていたら、かわいいと思うのは当然だし、
卒業してから、転校してからもやはりその先のことが気に
なるのも当然のことです・・・。
今日はそんな「縁」を感じることがいっぱいありました。
その中でも一番嬉しかったのは、このブログでも何度も
紹介させていただいていますが、ちょうど1年前に
中3の大変な中、いわきに引っ越した生徒がいました。
我々も十分な指導ができたとは思っていませんが、
見た目と違い、すごく強い根性をもっている子で、
私の罵倒にも耐え、中3の最初のテストで結果を残し、
まさにこれから・・・という時期の転校だったので、本当に
残念な思いでいっぱいでした。
お父様、お母様にも塾のやり方は好意的に受けとめて
いただいたことも私にとっては何より励みになっていました。
そんな彼女もいわきで震災に遭い、ずいぶん大変な
思いをしたようですが、無事高校に合格し、高校でも
頑張っていた様子を何度となく聞いていました。
先日、お母様から連絡があり、仙台に戻ることになった
という話が出たときは本当にびっくりしました。
それでも「編入試験のこととかわからないので・・・」と
私を頼っていただいたことが何より嬉しくて、私も
公立高校の編入試験、そして私立高校の編入試験の
こととできるだけの情報を調べ、お話しさせていただきました。
もちろん、希望しててもその通りになるわけがないので
結局は本人の努力・・・なのですが、今日、連絡があり
「無事、仙台南高校に合格しました」と。
彼女から電話があったとき、嬉しくて嬉しくて、本当に
泣きそうになりましたが、彼女のほうはいたって冷静
だったので、いつもの調子で「おまえなあ、もっと喜べや」
と言ってしまいました。(笑)
ただでさえ難しい編入試験、しかも人気の南高校ですから
私も正直厳しいかなと思っていました・・・。
でもいわきできっと頑張っていたのでしょうね。
「今度塾に行きますね」と言ってくれました。1年ぶりに
再会できるのが本当に楽しみです。
人の運命も偶然の重なりなのでしょうが、やはり「縁」を
感じずにはいられません。
そしてこういういい出会いやいい「縁」を感じられるから
この仕事はやめられないのだろうなと思っています。
今日は2名の塾生保護者の方と面談する機会が
ありましたが、いろいろ話してても、塾や私の基本的な
考え方、やり方に納得していただけていることが
嬉しかったです。
「当たり前」の感覚がずれてくると、「それはやりすぎ
じゃないですか」・・・というクレームにもつながって
きますが、「それって厳しいのではなく。当たり前です
よね」と言われると、ちょっとホッとします。
「厳しい」というイメージが一人歩きすると、どうしても
敬遠されてしまいますが、「当たり前のことを当たり前に
やらせている」と考えれば、逆に厳しいとは感じない
はずなんですけどね・・・。
2期生も夕方に来てくれて、少し話しました。
野球教室を開くんだよ・・・と嬉しそうに報告してくれました。
自身のアメリカでの経験を活かし、子どもたちに
野球を教えたい・・・すごく純粋で真面目な彼らしい
姿を見ました。
「俺もできる限りの応援をするから」と言ったら
「じゃあ、俺も名学館、宣伝しておくわ」と・・・。
なんかそんなやりとりが嬉しかったです。
卒業した生徒のことを相手にしてても何のメリットも
ないと思われがちですが、私にとっては
塾長として・・・というより個人的な思いで、
応援してるのだと思っています。
卒塾生も時々遊びに来たり、メールをくれたり
します。先日も4期生の大学生が「今度留学しま〜す」
と嬉しそうにメールをくれました。
私が一人一人に「縁」を感じているように、塾生、
卒塾生、保護者の方々が、名学館というもの、
塾長・我妻博隆という人間に何かしらの「縁」を感じて
くれたら、やはり嬉しいものです。
明日から夏休み。
県大会に出るメンバー、がんばれよ!
2011年07月21日
まさに縁
posted by じゅくちょー at 00:05| Comment(0)
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