昨日に続き、今日も入塾のお問い合わせがありました。
たかが1件ですが、うちのような小さな塾にとっては
とっても大切な1件です。
しかも、先日ポスティングをしたマンションの方から
・・・ということで、自分の努力が結果に結びついて
いるようで、ちょっと嬉しくなってしまいます。
現在、他の塾に通塾されているということでしたので、
差し障りない程度に、状況をお伺いしてみました。
塾生や卒塾生の保護者の方のご紹介であっても
ホームページやチラシを見て・・・にしても
うちの塾が厳しいことはご理解いただいているはずです。
(包み隠すことをしていないので)
その厳しい塾にあえて飛び込もうとするということは
現状を打破したい、環境を大きく変えたいという強い気持ち
があると思われるからです。
「どこの塾もおんなじ」・・・という気持ちでうちの塾に
入った場合、少なからず驚くことがあると思います。
いろいろお伺いしておりますと、うちの塾とはほぼ正反対
でした。
テスト前に授業を増やしてほしいとお願いしても断られる
とか成績が下がっているにも関わらず、危機感を煽られる
どころか、「大丈夫です」と塾側が成績アップに積極的で
ないとか・・・。都度、先生が変わるとか・・・
聞いているだけで「ゆるい」「ぬるい」という
思いがしました。
うちの場合、テストに向けてガンガン補習を組みますし、
出来なければ強制的に追試等で呼び出します。
ですから、さすがに親御さんのほうから「テスト前なので
もっとやってほしい・・・」という要望があがったことは
ほとんどありません。むしろ「ここまでやらせるんですか」
と心配、批判されたりするくらいです。
もちろん、定期テストで言えば400点というのが基準ライン
ですから、それに満たなければ、それ相応のやり直しや
個別面談などもあります。
ランキングの貼り出しなど、昔ながらに競争心を煽っています。
その代わり、結果を出して頑張っている子のことはしっかり
称えます。
学校でも受験でも「がんばった」という過程も大事ですが、
やはり「結果」につなげなければ意味がありません。
塾が生徒の退塾を恐れて、生徒に媚びたり、厳しいことを
言えなくなったりしたら終わりです。
もちろん、それによるマイナス面もたくさんあります。
ここ数年退塾者も増えてきていますし、親に連れられて
無理やり・・・という生徒も来なくなりました。
結果的に生徒数がなかなか増えないという状況が続いて
いますので、経営的に厳しい面があります。
それでもどこかで方向性を変えたり、妥協したり、
生徒を甘やかしたり・・・となると、もっと大きな損失にも
つながると思っています。
実際、中3まで頑張って続けてくれている子たちは
精神的にも本当に強いですし、成績を上げることに
前向きに努力してくれている生徒ばかりです。
塾は塾長が環境を作るのかもしれませんが、一方で
在籍する生徒が塾の雰囲気を作るということが
あります。やる気のない生徒ばかり集まってしまったら
せっかく頑張ろうとしている生徒たちにも悪影響です。
一方で頑張ることが当たり前・・・という雰囲気になると
やる気のない生徒たちもそういう気持ちになりますし、
それでも耐えられない生徒はやめていくことになります。
塾それぞれ特性がありますし、塾長、教室長の考え
というのは様々ですから、どれがいいのかはわかりません。
むしろ、どこの塾も一緒というよりは個々に特性が
あったほうがいいのでしょうしね。
ただ、うちはホームページでも示していますとおり、
強い強制力をもち、厳しく、成績アップにこだわる塾で
あり続けたいと思っています。
そのためには生徒のこともガンガン罵倒します。
その代わり、自営業として一個人としてやっている塾
ですから、自分の身体が持つ限り、思いついたことは
何でもやっていきます。それが空回りすることもあります
が、自分が生徒だったら、自分が生徒の親だったら・・・
という視点で考え、やれるだけのことはやろうと思ってます。
チェーン店、大手塾であれば、生徒拡大が絶対使命です。
それはサラリーマンとして当たり前のことです。
会社のために売上をあげなければ、意味がありませんから。
ですから、新規の生徒に厚く特典を与えるところが多いのだと
思っています。
うちは(新規生徒はたくさん入ってほしいですが)現在、通って
いただいている生徒の成績を上げることが最優先。
ですから新規入塾の特典はほとんどありません。
ですが、入塾いただいてからは無料補習や朝塾、日曜日の
開放など納得いただけるだけのことはやっているつもりです。
そんなわけで、うちのやり方、方針をご理解いただいての
前向きなお問い合わせが来ると本当に嬉しいです。
今月で高校生が3名やめることになりました。
高校生の退塾に関してはいつもあたたかく送り出しています。
うちの塾は中学時代通った生徒しか高校部には通えません。
(高校生の新規募集はしません)
ですから、高校受験が終わった後も通ってくれていることに
いつも感謝しています。
他の予備校に変わる子もいます。自分の勉強を確立した
子もいます。部活が忙しくてどうしても通えなくなった子も
います。理由は人それぞれですが、一緒に高校受験を
戦った同士として、たとえ塾をやめても同じ仲間として
つながっていきますからね。
今週、高3の2名の卒塾生が教室に顔を出してくれました。
1人は指定校推薦の入試を終えた報告に・・・
もう1人は今日、土曜日に公募推薦の入試を受ける前の
挨拶に・・・。
こういうのってすごく嬉しいです。
やはり一緒に高校受験を戦った大切なメンバーです。
そうそう、今、浪人中の卒塾生が今日誕生日だったので
誕生日お祝い&激励メールを送りました。
短い返信でしたが、「必ずいい報告ができるようにするんで
それまで待っててください」と・・・。
4年前、高校受験で必死に頑張っていた姿が浮かんできて、
思わず、携帯の画面を見つめてしまいました。
やっぱ、名学館はゆるくて楽しい塾ではなく、
どんなに厳しくても、みんなが前向きに頑張ろうとする
塾であろうと改めて思いました。
そうすることで、強い絆・縁ができていくのでしょうしね。
2011年11月10日
前向きになれる
posted by じゅくちょー at 23:58| Comment(0)
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