2014年11月16日

気づいたこと

今日は朝から中3の土日補習。
前半に標本調査、後半から数学の
規則性の問題に取り組ませました。
規則性の問題では地道に数えていったり
数字を当てはめたりすれば解ける問題
も多いのですが、いかに規則性を見つけ
それを一般化するかが勝負です。
今日も「わかるんだけど、文字で表せない」
という生徒が続出していましたが、結局
問題の本質をわかるというのはそういう
ことなんだろうなあと思います。

よく、生徒に「これ、どう解いたか説明
してみて」と促すと、「答えはわかるん
ですけど、式で表せません」という答えが
返ってくることがあります。
たとえば生徒が20人いて、男子がX人
だったら、女子は何人?・・・と聞くと
答えられない・・・。
でも生徒が20人で、男子が8人だったら
女子は何人?と聞くと「12人」と答えられる。
そこで、「じゃあ、どうやって12って出したの
?」と聞くと「だって12+8=20です
よね」と答える・・・。そもそもこれが
間違いで、12という答えを出すのに、
12という数字を使っている・・・。
正しくは「20−8で12人です」と
答えなければいけない。この考えができれば
さっきの問題も「女子は20−X(人)」
と答えることができるわけです。
なんていうのか、問題を論理的に解くというよりも
感覚で解く、当てはめて解く・・・という
やり方をして「答えが合えばいい」と考える
生徒が多いような気がします。
ですから、途中式を書かない(書けない?)、
すぐに消す・・・という勉強では一番やっては
いけないことをしている生徒が結構います。
今の中3でも・・・。
できるだけ生徒にはツッコミをいれて、「何で
そうなるの?」をきちんと答えさせるようにして
いきたいと思います。
中1なんか特にそうだな・・・。

さて、最近暇さえあれば本を読むことが多く
なりましたが、またまた本からの受け売りですが
いい言葉を見つけたのでご紹介。

よく周りから「なんで塾やってるの?」と聞かれ
ます。そして相手は「子どもが好きなんだろうね」
と決め付けるように言ってくることが多いです。
でも、私は誤解を恐れずに言うと「子どもが
好きなわけではない。人は好き」という言い方を
しています。
実際、講師応募の面接でも、講師を志望した理由に
「子どもが好きだから」「教えることが好きだから」
と答えてくる人が結構いますが、私の中では、
この答えはアウト。
結局、そういう人は生徒を子ども扱いしたり、
自分で一方的に教えて満足してしまいます。
「子どもが好き」ってことはその子が大学生、社会人
と大人になったら、相手にしないのね・・・という
ことになりますし、保護者は好きじゃないのねと
いうことになります。(まあ、極端に言えばですけ
どね)

で、話を戻して、その本の中で「好きだから大切
にする」のではなく「大切にするから好きになる」
という言葉がありました。
まさにこれ!塾生は大切にするから、好きになるの
だと。
そしてもっと好きになるためにもっと大切にしよう
と思うのだと。
だから、私は生徒に時々言いますが、「塾生、卒塾生
は大切で好きだけど、塾外生は嫌い」と。
だって、私は子どもが好きなわけではなく、塾生や
卒塾生が好きなのですから・・・。
私は聖人君主でもないので、万人を好きになること
はできません。テストでも中学生、みんなガンバレとは
思えません。塾生だけガンバレ・・・これが正直な
気持ちです。
私は卒塾生は大人になっても大好きですし、もともと
大人である保護者の方も大好きですからご安心ください。

・・・などと長々とくだらないことを書いてしまいま
した。
最近、塾を検討されている方の中にもこのブログを読ま
れている方が多いので、つい言葉を選んでしまいますが
私が好きなのは塾生、卒塾生、その保護者の方だけです。

posted by じゅくちょー at 22:52| Comment(0) | 日記
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