ここまでの流れを考えてみれば、この模試が
ある意味結果を出さなければならない模試。
生徒たちにもずっとそんな風に伝えてきました。
結果から言うと自己採点段階でほとんどの
生徒が前回よりアップしており、アップして
いない生徒もほぼ横ばいのような状態で、
ここで急激に下がる・・・という子は
いませんでした。
自己採点での全体平均は369点で、
平均偏差値60、全員偏差値50以上という
目標が見えてきた感じです。
400の壁を越える子も複数出そうです。
模試が終わったあと、中3全員で
楽天観戦ツアーに行ってきました。
これも先日のソフトボール大会同様、
私が急に決めたことで、生徒を振り回して
しまって申し訳ないなあという思いを
もっていますが、中3生といっしょに
楽しみたいという思いが強く、生徒たちにも
強制的に参加してもらっています。
普通の塾なら、こういうイベントごとでは
数名は欠席になるでしょうが、うちの場合
全員出席です。
塾は成績を上げる場であり、その他のこと
は学校や家庭に任せればいいという考え
もあるでしょうが、私はせっかくこんな
小さな塾に入ってくださったのだから、
何らかの形で生徒たちの成長をサポート
したいのです。
中学生は視野も狭く、経験も浅いです。
だからこそ大人の目から見たいろんな
話をしてあげたいですし、私がいつも
言っている、周囲への気遣いや感謝の
思いをいろんな体験を通じて学んで
ほしいのです。
今日の楽天の試合は齋藤隆投手の
引退試合でした。
斎藤投手と聞いても中学生には
ほとんどわかならいでしょうが、
東北高校時代や横浜ベイスターズ時代、
大リーグ時代を知っている私に
とっては、偉大すぎる存在です。
本当に大ファンの投手でした。
一野球選手の引退試合を目の当たりに
する機会というのもそうそうないで
しょうし、彼の話す最後の言葉を
ぜひ生徒たちにも聞かせたいという
思いがありました。
試合は残念ながら1点差負け・・・
でも9回の最後のマウンドは
本当にかっこよかったです。
そして引退セレモニーの彼の
周囲への気遣いと感謝の思いが
こもった最後の言葉・・・。
生徒たちも「感動しました」と
言ってました。
私が昔好きだったベイスターズを
日本一に導き、そしてまた一昨年
楽天を日本一に導いてくれた齋藤
投手・・・本当に「ありがとう」
の思いです。
生徒の中には野球に興味のない子、
ルールすらよくわかっていない子
もいると思います。
また、保護者のみなさんの中にも
勉強が大事な時に、夜まで連れ回
して・・・と、こういう企画に
反対されていらっしゃる方もいる
かもしれません。
でも、自分が興味ないから、
あるいは自分の時間が大切だから
だけでは、この先生きていけません。
せっかく与えられた機会は
どんどん活かせばいいのです。
確かに「つまらない」と感じることも
あるでしょうが、必ず人生や
自分の考えにプラスになるはずです。
今日の斎藤投手の姿を見て、話を
聞いて、何か感じるものがあれば
嬉しいです。
改めまして、参加させていただきました
中3保護者の皆様に深く感謝申し上げます。