2016年04月12日

親として

春休み中、中3全員と三者面談を
しました。
毎年のことですが、三者面談をすると
親子のありかた・・・そんなものを
改めて考えさせられます。
普段、生徒と接している時間が長い分、
生徒の立場で物事を考えることが
多いですが、やはり人の親として、
親の立場でいろいろ考えることも出て
きます。
塾として、子どもの成績を上げ、親御
さんにも安心していただく・・・これが
第一です。
今、13期生の保護者の皆様にアンケート
をお願いしていますが、その中でも
生徒の勉強への意欲の変化、勉強面で
何も言わなくてよくなった・・・そんな
回答が多く集まっています。
そのためには塾をそして私を信用して
いただけるよう、まだまだやらなければ
いけませんね。
親とも学校の先生ともましてや友達とも違う
立場としてできること、言えることは
たくさんあるはずですからね。

アンケートの中に、「ご家族は理解されて
いるのか心配です・・・」という温かい
コメント?ご質問?もありました。
確かに休みがなく、朝も早くから夜遅くまで
という生活をしていると時々心配されます。

家族の本心はわかりませんが(笑)
たぶん大丈夫でしょう。
まあ、13年の中にはいろいろあったと
思いますが、今は子ども二人とも社会人
になっていますし、あとはそれぞれ自分
の道を行くって感じでしょうか。
この春から東京で働いている次女から
先月もらった手紙に、私のように人を
愛し、人に愛される生き方をしたい、
自分の親を尊敬できるって幸せなこと
だと思います・・・そんな内容が
書かれていました。
接している時間は確かに少ないですが
思いはちゃんと伝わっているのだと
思ってます。

私自身、結局は自分の子どもに対しても
塾の生徒たちに対しても・・・
そして保護者の皆様に対しても
伝えたい思いは同じなのです。
常に周りの人への感謝を忘れず、
その思いを言葉や行動で伝える
自分の喜び、幸せよりもまずは
相手がどうすれば喜んでくれるかを
考える・・・。
どんなささいなことでも何か
自分に対してアクションしてくれた
ということは一瞬でも自分のことを
考えてくれたということ・・・
その思いにはきちんと応えることが
大切だろうなと思います。
相手の行動を「そんなの当然」と
思ったり「今は忙しいから」
「まあ、この程度ならいいか」と
勝手に切り捨てるのではなく
ちゃんと返してあげることが大事です。
もちろん心をこめて・・・。
高校生でも大学生でも社会人でも
そういうことがきちんとできる子は
いますし、そういう子はきっと
みんなから好かれているんだろうなと
想像つきます。

何か自己犠牲を強いられている
ようですが、結果、それで自分も幸せに
なれるんですよね。
先日も「友達ができるか」で心配して
いた高1の子に
「周りへの感謝、気遣いを忘れなければ
自然に人は集まってくるから・・・
君は優しい子だから大丈夫だよ」
と話しました。

ネットの普及で「形だけの」「数を競う
だけの」友達が増えてきています。
本当の友達はしばらく連絡しなくとも
通じ合っていますし、いざという時
力になってくれます。
人との出会いは本当に大切です。
ですから、焦って表面上の友達を増やす
こと、すぐに好き嫌いを判断して
排除したりすることよりもちゃんと
向き合って、いろんな話をしていく
中でいい関係をゆっくり育んでいって
ほしいと思います。
私がLINEのやりとりに否定的な理由の
1つが「スピード」です。
早く返すことが第一義になると、
まさに「作業」としてのやりとりに
なり、気持ちを込める余裕がありません。
「言葉」はすごく大切です。
会話の速さ、テンポが大事な時も
あります。テンポのいい会話は楽しい
ですからね。
ただ、それは会話の中身を楽しむという
よりは会話している雰囲気を楽しんでいる
だけのこと。
相手に何かを伝え、また相手の思いを
受け取るときはやはりしっかり
向き合ってほしいものです。

卒塾生の中にはもう連絡先もわからず
すっかり縁が切れてしまった子もいますが
ほとんどの卒塾生とはまだまだ縁が
続いています。
これは私にとって本当に幸せなことです。
何年も会ってない子もいますが、
きっと会えば、昔と変わらず盛り上がる
と思います。
「仕事だから」でも「やってあげてる」
でもなく、塾生、卒塾生、保護者の皆さん
のことが大好きだから、もっともっと
喜んでもらいたい・・・今あるのは
その気持ちだけです。

私はいつも卒塾生のことを誇りに思って
います。
そして恥ずかしながら自分の子も
誇りに思っています。

同じように卒塾生のみんなが
「中学の時に通ってた塾の塾長
すげえんだぜ」とこの先もほかの人に
自慢できるような、そんな人間であり
たいなと思っています。
周りの大人をバカにしたり
嘲笑したりすることが多くなっていますが、
堂々と自慢できる大人の存在・・・
そうありたいと思っています。

私よりも立派に頑張って活躍してる
卒塾生が増えてきました。
それでも、まだお前たちには負けない
という気持ちと、お前たちが俺を
思う気持ちの何倍もお前たちのこと
思っているから・・・。
そんな思いをもって頑張っていきます。

この時期は一人の時間が長くなり
人恋しくなりますね・・・(笑)。
posted by じゅくちょー at 15:22| Comment(0) | 日記
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