2019年07月31日

恒例の憲法テスト

名学館夏の恒例、中3憲法テストが

今日からスタート。

憲法前文とアメリカ独立宣言、フランス

人権宣言、ワイマール憲法、大日本帝国

憲法の教科書に載っている分。

特に日本国憲法前文が曲者でしょうね。

毎年中3生は苦しみながら合格していって

ます。

そんなことに意味があるのか・・・と

言われるかもしれませんが、今後高校生に

なると意味のない言葉や無機質な言葉を

どんどん覚えていかなければならなくなり

ます。つい「私は暗記が苦手」と言って

しまいますが、そう言ってる時点で自分に

限界点を作っていることになります。

日本国憲法前文が入試に出るわけでは

ありません。

でも、必死に覚えたことはこの先自信に

つながるはずです。

1つのイベントのようなものです。

今日もホワイトボードの前で

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↑R君の頑張り!(でも結果は不合格)

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↑S君

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↑T君

結局今日は5人中合格はYちゃんのみ。

「どのくらい練習したの?」とYちゃん

に聞いたら「今日からやりました〜」と

普通の顔して答えてくれました。

・・・だそうです。(笑)

人間集中してやれば覚えられます!!!



当初19日に予定していた恒例の裁判傍聴企画。

諸般の事情により8月8日に変更することに

なりました。

中3保護者の皆様にはご連絡の通りです。

例年、中3生の感想を聞いても

「おもしろかった」「教科書でやった

とおりだった」など、よい感想を

聞けています。

今年も仙台地方裁判所の広報担当

の方にいろいろ配慮していただき

企画することができました。

うちの塾では中学生ではなかなか

経験できないことを経験させてやる

ことも大切な勉強だと思っています。

もちろんご家庭や学校の領域にまで

踏み込むつもりはありません。

あくまで親御さんや学校ができないことで

私ができることであればやっていきたいと

考えます。

それが生徒にとってプラスになるかどうか

はやってみなければわかりません。

でも、経験がマイナスになることはありま

せん。

今までの私の人生を振り返っても

「やらなくて後悔」したことはありますが、

「やって後悔」したことはたぶんありません。

(忘れているだけかもしれませんが、あっても

その程度のものです)

「行動」が大事と言ってる私ですから、

これからもどんどん行動を起こしていきます。

夏休みに入って2週間も経ってませんが

生徒たちにも少しずつ変化を感じてきてます。








posted by じゅくちょー at 22:53| 日記

成績上位の子だからこそ

うちのような小さな塾でも

頑張って成績上位にいる子も

います。

昨日、紹介した8期生で山田中だったAちゃん

もそんな一人・・・

入塾の面談の時、お母さまがおっしゃって

た言葉が印象的で

「うちの娘はある程度成績をとっている

ので、学校の先生にいろいろ悩みを相談

しても、『お前は大丈夫』という言葉で

片付けられてしまうようです」と。

確かに、先生方も手のかかる生徒に目が行く

あまり、上位の子たちは本人任せのところ

があるのかもしれないなと感じました。


うちの塾では成績上位の子でも完璧で

ない以上は厳しく指摘しますし、ダメ出しも

します。

本人たちの本当の心理はわかりませんが

「ほめられたい」という気持ちと

「もっとかまってほしい」という両方の

気持ちがあるような気がしています。


努力しているにも関わらず、まるで

何もしなくても得点取れるように言われたり、

ねたまれたり・・・

でも私はそういう生徒たちの努力している

姿を知っていますから、その努力を認めて

あげます。

一方で、なかなか言えないけれど本人たち

なりの悩みを抱えていたり(周りからはぜいた

くな悩みだと思われたとしても)できていない

ところがあるのもわかっています。

ですから、あえて突っ込んだり、バカにしたり、

あおったり・・・いろんな仕掛けをしています。


うちの塾は成績によるクラス分けはありません。

それが悪い面もあるかもしれませんが、

みんな同じ土俵にいることで、お互いの頑張りを

認め合えますし、刺激を受けることが多々

あるような気がします。

成績上位の子にどう接していくか・・・

これが塾全体の雰囲気につながってくると思って

います。

結局はほめておだてて、けなしてバカにして

突っ込んで、フォローして・・・そんな

ことの繰り返しです。

でも彼ら、彼女らがうちの塾をあえて選んで

くれているのはきっとこういうことが

楽しいのだろうと思っています。





posted by じゅくちょー at 11:00| 日記

校歌

昨日の向山の話を書いてて思い出し

ましたが、私の向山愛は校歌に

対してもあります。

私の同級生の友達も向山の校歌を

気に入っている人が多いです。

校名は出てこないのですが

「みとこ・こ・ろ♪」のところが特に

好き。(すみません、わかる人にしか

わからないネタで)

今でもつい口ずさんでいます。

卒塾生が向山の吹奏楽部だった時は

何度か定期演奏会に行きましたが

その時吹奏楽部の子たちが歌う校歌

は本当に聞きほれてしまいます。



また昔から高校野球を見ていた関係で

いろんな学校の校歌を耳にして、

桜美林高校やPL学園などの校歌は

かなり気に入ってました。



そして二華の校歌も大好きです。

男子が歌ってるのを聞いたことがないので

なんとも言えませんが、音楽部と

ギター部のコンサートには学生時代、

そして塾を始めてからも何度か行っていて

二華(二女)の校歌をすごく気に入ってます。

「やまとおみなのかぐはしき・・・」

歌詞がなんか古風で素敵ですし、メロディー

ラインも穏やかな感じがして・・・。

多分普通に歌えます。(笑)


そして先日合唱コンクールを見に行った

三桜高校・・・ここも合唱で有名なせいも

ありますが、校歌素敵でした。

何度か聞いたことはあったのですが、今回の

合唱コンクールで全クラスが課題曲として

歌ってくれたので、自然に耳に入り、好きに

なってしまいました。


私が通っていた立町小も100年以上の歴史のある

学校で、校歌は土井晩翠さんが作ったという

こともありますが、歌詞が古めかしくて

すごくよいです。

「努めて倦まず身をたてて  

国と民とのためつくせ」

すごいなあああ・・・。

それに比べて、山田中は私が第一回入学生

ということで、入学した年にできた校歌

でしたから、わかりやすい歌詞でしたが、

なんか重みがないなああと感じています。

覚えやすいのですけど、やはり私は

多少古めかしい歌詞の校歌が好きです。


というわけで私の校歌ベスト3は

仙台向山

仙台二華

仙台三桜

です・・・。

ほかをあまり知らないのですが・・・




posted by じゅくちょー at 05:00| 日記

2019年07月30日

伝わっただろうか

昨日のもやもやがあったため、今朝

中3全員そろってない中でしたが、

いる生徒(約10名)を集めて、話を

しました。

生徒たちにはいない生徒の分も

含め、話をしつつ文書でも私の思い

を伝えました。


以下一部抜粋です。
------------------------------
中3のみなさん

何度も同じことを言うのは嫌ですが、自分

のこととしてとらえていないようなので、

何度でも言います。

もっと周りを見てください。

気づいていながらやっていないことが

ありませんか。

私がやらなくても・・・という意識が

ありませんか。

誰かがやるだろうという意識があり

ませんか。

本当に気づいていないのですか?

「まあ、いいか」「別にいいや」と

思っていませんか。

気づいているのにやっていないのであ

れば今日から動いてください。

中学生の多くが

・怒られるからやる

・義務だからやる

・受験に有利だからやる

・みんなやってるからやる

そんな考えでいると思います。

そうではなく、

〇ほかの人が困っているからやる

〇誰もやらないからやる

そういう気持ちになってください。

気づいたことはなんでもやる。

やったほうがいいか、やらなくても

いいかと考えることは全部やってください。

他の人がやってなくても自分はやってく

ださい。
もし、自分がやろうとしたことをほかの

人がやっていた時には「ごめんね」

「ありがとう」という言葉をかけてください。

男子に対しても女子に対してもです。

それが礼儀です。

わかっていながら素通りする、気づいてい

ながら何もしないのは人として間違っています。

「私はコミュ障だから」「恥ずかしい」「いちいち、

めんどくさい」そんな思いはなくしてください。

もちろん勉強に集中しているときも気を遣えという

ことではありません。

勉強には集中してください。休憩時間、授業の合間、

朝や夜・・・そういった時間です。


みなさんはあと9か月もすれば高校生になります。

高校では自分で動けない生徒は行く価値があり

ません。

自分が動かなければ誰も助けてくれません。

自分は「大変だ」と思うことを周りの人は

当たり前にやります。

「当たり前の基準」は自然に上がるもので

はありません。自分で意識して上げるものです。

私は朝早く起きることは苦ではありません。

すでに当たり前になっているから。

朝起きる努力をしない人は一生「大変」なままです。

向山の坂や三高への距離が大変だと言ってた

人がいます。でも普通に通っている子がいます。

最初は大変だったかもしれませんが、今では

「当たり前」になっているから・・・。

それを乗り越える努力をしない人はずっと

「大変」なままですが、乗り越える行動をし

た人はそれが普通のことになってきます。


今後、高校選択ももちろん、自分で決め、

自分で判断することが多くなります。

誰かに言われてから動いているようでは遅

いのです。

いつまでも親がやってくれるから、誰かが

助けてくれるから・・・そんな気持ちでい

るのですか?



ここまで言っても「何をしていいかわからない」

という人はあまりにも意識の低い人です。

私は中3は塾の中心だと言いました。中心である

中3は好き勝手していいという意味ではありません。

行動すべてにおいて、先輩たちがそうしていたよう

にほかの塾生の見本にならなければいけません。

夜にゴミ捨てをやってる子を尻目に、自分のことだ

けで何も手伝わないで見て見ぬふりをするのはどう

いうことですか。

彼女は自分の荷物整理は後回しにしてやっていた

のですよ。

どうしても早く帰らなければいけないのなら

「今日はごめんね。明日私がやるから」と言えな

いものでしょうか。

いちいち私が指示し、命令しないと動けないの

ですか。

女子とは話せませんか?男子とは話せませんか?

しゃべったことがないから話せないのですか?

思っていることがあるなら、きちんと話しましょう。

気づいたことがあれば提案しましょうよ。

もちろん1回何かやったからといって勝ち誇らな

いでください。

どんなことでも継続が大事ですし、当たり前の

基準を上げることが大事です。

・日めくりカレンダー

・ホワイトボード消し

・机のレイアウト変更

・駐輪場の整理(他学年の子の分も含め)

・生徒同士、講師への挨拶や

コミュニケーション

・ゴミ捨て

・夕刊や郵便物のポストの確認

・宅配便の受け取り

・夜の看板等の点灯

・固定席の荷物整理

・消耗品の補充

などまだまだあります。

どう行動していいかわからなければ

聞いてください。

何か手伝うことがないかわからないとき

はお互いにあるいは塾長に聞いてください。

忙しければ、他の人にお願いして、その代わ

りほかの日に自分がやるように働きかけてください。

「感謝」と「気遣い」はうちの塾生の最大の

テーマです。


最後に勉強面です。皆さんがオープンスクールなど

を通して「行きたい」と思った高校はそう簡単に

いけるところではありません。

予定がないのに、朝、そんなにのんびりしていい

のですか?

「起きられない」「朝は苦手」・・・そんなこと

をいつまで言ってるのですか。

ライバルはどんどん動いてますよ。

入試直前の1時間も今の1時間も同じ1時間ですよ。

やることを後回しにしていませんか?

スピードを上げていますか?

本気で覚えよう、理解しようとしていますか?

どのくらい自分を変えようとしてますか?

私は中3に対し、全面的に支援しようとしています。

でも、皆さんが動かなければ私は何も動けません。

通常授業で追試にならないのなんて当たり前です。

他の人にできることがどうしてできないのか考えて

いますか。

1度言ったことは忘れない努力をすべきです。

不明点があれば、私をつかまえて、時間を確保し

てでも聞くべきです。

ごまかすのはやめましょう。

妥協するのはやめましょう。

みなさんの甘い考えはすべて見えています。

-----------------------------------
生徒たちには具体例を挙げながら

話をしました。


塾は一つの社会であり、家や学校とは違った

学びがある場と思っていますし、保護者の方

にも入塾の段階でそういう塾だと話しています。

別に生徒に雑用をやらせることが目的

ではありません。

気づきのきっかけ、感謝のきっかけを与えて

います。

人間はきっかけがないと変われません。

でもきっかけがあれば変わることができると

信じています。

常に周りを見て、アンテナを張っている子と

のんびりと自分中心でいる子・・・

どっちが今後の成績、あるいは高校生や

社会に出てからプラスになるかわかりますか。

私は多くの卒塾生を見てきて、勉強の頑張り

だけでなく、こういった周囲への気遣い

や感謝ができる子は間違いなくその先でも

良い結果を出していることをわかっています。

うちの生徒たちは本当にいい子たちです。

だからこそ、もっともっといい人になって

ほしいと思います。

そのことが最終的には評定にもつながって

くるでしょうし、周囲からのサポートを

受けることにもなると思っています。




posted by じゅくちょー at 22:56| 日記

向山つながり・・・

私が向山高校出身ということをHPや

ブログでしょっちゅう言っているせいか、

お問い合わせの際に「実は私、塾長と

同じ高校なんですよ」とか「うちの主人は

向山なんですよ」などという声を聞くことが

時々あります。

なんとなく親心として自分の母校に子どもを

入れたいというのがありますから、自分の

子どもを向山に入れたいと考える方は

塾長も向山なら・・・そんな気持ちになって

くださるのかもしれませんね。

8期生のAちゃんは中2になる頃にお母さまから

お問い合わせいただきましたが、山田中に

通っていて私の存在をブログで知って

塾長と同じ山田中→向山高校という道に

進みたい・・・という思いでうちの塾に

問い合わせてくださいました。

彼女のおかげで、この代は山田中が3名も

入りました・・・。

結局Aちゃんは頑張って頑張って









仙台一高に進学しました。(笑)



行きたい高校は変わりますからね。


仙台一高に進学した後、音楽の道を

志し、武蔵野音大へ、今も音楽活動を

頑張っています。


兄弟で向山に進学した子や

「塾長と同じ高校に入ったことは誇りです」

と言ってくれた子もいました。



話を戻すと、うちの塾は16年間で

向山高校進学者が26人と一番多い。

(2位の三桜が18人ですから)

いつも言ってますが、向山を強く推している

わけではありませんが、「いい学校だよ」

アピールはしてしまっているかもしれません。

この春は2名合格しましたが、今の中3は

どうでしょうか。


坂は大丈夫です。慣れます!!(笑)


もちろん、向山以外の志望者も全力で

応援しますからご安心ください。










(高校時代、二女(今の二華)の子と

ちょこっと付き合ったことがある関係で

二華も無意識に推してます・・・笑)




posted by じゅくちょー at 11:00| 日記

城フェチ

私は実は城フェチです。

お城を見るのが大好き・・・。

といっても全然素人レベルですが、

これまで

姫路城、大阪城、名古屋城、犬山城、

松山城、高知城、高松城、徳島城、

宇和島城、熊本城、丸亀城、鶴ヶ城、

弘前城、松本城、福山城、岡山城などなど

見て回ってます。

西日本に美しいお城が多いですね。

その中でもやはり世界遺産の姫路城は

ダントツの美しさ。

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初めて見たとき、ひとめぼれしました。

姫路城はかれこれ3〜4回行きました。

最近の生徒には言ってませんが、昔は

姫路城への愛を生徒たちにも語っていたため、

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IMG_6228.JPG

などをもらったりしました。

ぜひ生で見たことない方は1度見て

ほしいですね。

・・・といいつつ改修後の姫路城には

まだ行ってないのですが・・・。

社会の問題で「姫路城」を答えられない

生徒には私から厳しいお言葉がかけられます。

ちなみに2位は宇和島城。


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こじんまりとしているのですが、何か風情が

あります。

時間のある時に城をめでる旅をしたいなあ。





posted by じゅくちょー at 05:00| 塾長タイム(午前)

2019年07月29日

感謝と気遣い

21日にスタートした夏フェスも今日で

9日めになります。

オープンスクールもようやく落ち着いて

きて、最近ではポツポツと学校の面談が入っ

ている感じです。



この9日間、見ていて、講習自体や自習に

おいても以前に比べ、真面目に取り組んで

いるように見えますし、勉強時間も圧倒的

に増えてきていると思います。

しかしながら、「積極性」「気遣い」

「コミュニケーション」など私が伝えている

ことがまだまだ理解されていません。

オープンスクールの報告の際に

「自分の今の力ではまだまだなので、頑張る」

と言ってたのに、今日も朝早く来るでもなく、

焦ることもなく時間を過ごしている・・・。

誰かの指示がないと何も動けない・・・

むしろ動かなくていいなら何もしない。

今日の夜、各ブースのゴミ箱を回収して

ゴミ袋にまとめている子がいました。

彼女を含め、数名、自分からそういう

ことをやってくれています。

しかし、それが目に入っていながら

「ありがとう」や「ごめんね」もなく

自分のやることをやっていたり、見えて

いるのにとっとと帰ったり。

私はいつも生徒たちに言ってますが、

感謝と気遣いができない人間は社会では

通用しません。

受験生だから勉強さえしていればいい・・・

ではありません。


うちの塾は中3が主役であり、中3を中心に

塾の運営を考えています。

ですが、好き勝手やっていいということで

はありません。中3が主役だからこそ

だれよりも感謝と気遣いができ、後輩たちの

見本になってほしいのです。

私に対してだけでなく、友達同士、家族など

にもきちんと感謝の言葉を口にしてほしい

のです。

明日も3年生には話す予定です。

posted by じゅくちょー at 23:12| 日記

熱い男

うちの卒塾生で強いエピソードをもって

いる子は女子の方が多いかもしれません。

ただ、時々熱い男がいます。私にとっては

そういう存在がすごく嬉しいです。

先日ここで取り上げたD君の弟、S君の話。

中1から入塾してくれた彼はとにかく

塾大好き!!そして本当に勉強熱心。

私の話をいつも素直に聞き、アドバイスをし

っかり実践してくれる・・・そんなやつです。


この代は震災の影響もあって、中3になる前

でも7人しかおらず、ほかの学年もそんなに

集まっていないという状況だったため、

言いたくありませんでしたが、経営的にかなり

厳しく、このあと生徒が集まらなければ

塾をしめなければいけないかもしれないという

状況でした。

春の中3の集会の最後に

迷惑をかけないように全力で頑張るけれど、

そういう状況になったら、本当に申し訳ない・・・

そんな話を生徒たちにしました。



生徒たちはみんな神妙に聞いてくれました。


話し終えて、みんな帰り支度をしていたとき、

S君が私の前で頭を下げました。

「塾長。俺はここの塾じゃないとダメです。

なんでもしますから塾をやめないでください」

そんなことを涙ながらに訴えてくれました。






私は涙が止まらず、「わかった」というのが

精一杯でした。

私は生徒にそんな言葉を言わせてしまったこと

を申し訳なく思うとともに、どんなことが

あっても塾を続けなければならない・・・

そんな風に思いました。





それから約1年半。私は塾が終わった

夜の11時から翌朝の5時までアルバイトをして

して食いつなぎました。

おかげさまで中3も3年生になってから

5人入塾してくれ、ほかの学年も徐々に生徒が

集まってくれました。

本当にありがたかったです。

塾生だけでなく卒塾生や保護者の方もご紹介を

してくれたと聞いてます。

私は改めて塾生、卒塾生、保護者様は

一生大切にしていかなければいけない・・・その

思いを強くもちました。



彼は朝塾も毎日来て、安定して模試でも結果

を出していましたが、残念ながら公立高校は

合格できませんでした。

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

それでもお兄さん同様、ウルスラに進み、

TYPE2でずっとトップ。東京理科大への

推薦の話もあったのですが、結局山形大に

進み、来春からは横浜国立大の大学院への

進学が決まったと連絡がありました。

帰省のたびに挨拶に来てくれ、後輩たちに

いろんな話をしてくれる本当に優しいやつです。

彼のあの一言・・・

苦しい時に思い出し、まだまだ頑張らねばという

思いを強く持ちます。




posted by じゅくちょー at 12:00| 日記

体を張って・・・

私が中高時代、ラジオ番組にハガキを

投稿するのがマイブームでしたが、

そのラジオ番組では数か月に1回

エンドーチェーン(現イービーンズ)で

公開録音というのがありました。

当然、私も朝5時頃から並んで行ってました。

HOUND DOGの大友康平さんがDJをやって

最初の公開録音の日・・・。

朝早くから並んだおかげで最前列をゲット。

わくわくしながら、始まるのを待っていました。

公開録音ではやはりどれだけ目立てるかも

大事です。自分の声が電波にのるチャンス

ですからね。



番組が始まって、康平さんが「では一発目。

男性二人ステージに上がってもらいます。

何をしてもらうかは内緒。でも豪華賞品が

あります」と。

もちろん目立ちたがりの血が騒ぎ、ハイハイハイ

と大きな声で手を上げたら、「おおーそこの元気

のいいやつ」とバッチリ指名されました。

もう一人同い年くらいの子(当時高1)が指名

され、二人でステージに上がりました。









名前を聞かれた後








「この二人には番組が終了するまで2時間、

ステージで正座してもらいます」








え?







正座?






2時間・・・?






いや、確かに番組中、ずっとステージに

いるわけだから、相当目立つ。

何も知らない買い物客にも見られるわけ

ですからね。


でも、2時間正座。



もしかしたら、今そんな企画をやったら

いろいろ問題になりそうですが、

当時は笑って済ませられるレベル。

「いや、いやならやめてもいいんだよ」

と言われましたが、せっかくの、目立つ

チャンスをみすみす見捨てるわけには

いきません。

というわけで、





やりました





2時間の正座








ラジオ番組ですから途中、康平さんが

話しかけてくれます。それが嬉しかった

ですし、客席からも「頑張って〜」と

女性からの声援も飛びます。

それで、「よしっ!」って気持ちになり

ました。結構単純です。







途中で感覚がなくなってきたりしましたが、

何とか2時間終えることができました。

さすがに最後1人で立とうとしたら

全く立てませんでした。




体を張ってでも目立ちたい・・・。

今回はまさにその夢が実現した感じでした。

豪華賞品は確かラジオでした・・・。






それよりも翌週の番組で「正座で頑張って

いた我妻君のファンクラブができました」

という女性からの投稿が紹介され、

感激しました。(笑)

本当かどうか定かではありませんが。(笑)




いつも書いてますが、とにかく行動。


そして人を喜ばすのは誰かをバカにする

ことではなく、自分が体を張って、自分を

ネタにすることが大事かなと思っています。




今でも生徒や保護者が喜んでくれるには・・・

いつもそんなことを考えていますが、

結局は自分が楽しむこと、自分が全力を

注ぐことなんだろうなと思います。

勉強の中のちょっとした遊び心。

夏期講習にTシャツ着たり、ラバーバンド

したり・・・絶対おかしいでしょ。(笑)



でもこの塾らしくないことを真剣にやって

くれる生徒、それを温かい目で見てくださる

保護者の皆様に本当に感謝です。







posted by じゅくちょー at 05:00| 日記

2019年07月28日

オープンスクールに行って

中3メンバーに対してはオープンスクール

に行った後、その感想を私に報告する

ように伝えています。

同じことをやっても人によって感じ方や

受け止め方は違います。さらに言えば

そこの高校への愛がどれくらいあるか・・・

そんなことも影響してくると思います。

ここ数日、オープンスクールが続いて

いたため、今日も多くの中3生から報告、

感想が聞かれました。


午前中に宮一に通うSちゃんが講習で来てい

ましたが、その時、「来年入ってくる今の

中3は3年間プレハブだからかわいそうですよね」

と言ってました。

確かに・・・と思ったので、宮一に行った子に

話を聞いてみると、「そんなに気になりません」と。

「むしろエアコンなので・・・」といってました。

やはり学校というのは単に校舎だけではないで

すよね。

私もいろいろな生徒に

「でも女子が多いよね」

「でも遠いよね」

「でも制服だよね」

などと、あえて答えにくそうな突っ込みを

いれて、生徒がどんな答えを出すかを見て

います。

私はいつも生徒や保護者の方に100%の

高校はないと話しています。

であるならばどんなことに優先順位を高くして、

どんなことには目をつぶるのかを考えて

おかないと、ギリギリになって、ぶれることが

あります。


最終的に決めるのは、まだ先でもよく、今は

少しでも成績を上げることが大事です。

でも目標とする高校を決めることで、勉強へ

の意欲も変わってきます。

オープンスクールでは見えなかった部分、

今度は卒塾生のリアルな話を聞かせたいと

思ってます。



夏フェスは1講座が3時間。

今日は3時間×3講座の子もいました。

3時間が普通になってくると通常授業の2時間

というのがあっという間・・・というのも

耳にします。

教える私の方もそう感じます。

そろそろ疲れもたまってくる時期ですが、

勝負はこれから。

まずは自分の弱さや甘えに負けないこと。

そういう私ももっと自分に厳しくならないと

いけませんね。まだまだできることはあるので。
posted by じゅくちょー at 22:30| 日記
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