2019年07月29日

感謝と気遣い

21日にスタートした夏フェスも今日で

9日めになります。

オープンスクールもようやく落ち着いて

きて、最近ではポツポツと学校の面談が入っ

ている感じです。



この9日間、見ていて、講習自体や自習に

おいても以前に比べ、真面目に取り組んで

いるように見えますし、勉強時間も圧倒的

に増えてきていると思います。

しかしながら、「積極性」「気遣い」

「コミュニケーション」など私が伝えている

ことがまだまだ理解されていません。

オープンスクールの報告の際に

「自分の今の力ではまだまだなので、頑張る」

と言ってたのに、今日も朝早く来るでもなく、

焦ることもなく時間を過ごしている・・・。

誰かの指示がないと何も動けない・・・

むしろ動かなくていいなら何もしない。

今日の夜、各ブースのゴミ箱を回収して

ゴミ袋にまとめている子がいました。

彼女を含め、数名、自分からそういう

ことをやってくれています。

しかし、それが目に入っていながら

「ありがとう」や「ごめんね」もなく

自分のやることをやっていたり、見えて

いるのにとっとと帰ったり。

私はいつも生徒たちに言ってますが、

感謝と気遣いができない人間は社会では

通用しません。

受験生だから勉強さえしていればいい・・・

ではありません。


うちの塾は中3が主役であり、中3を中心に

塾の運営を考えています。

ですが、好き勝手やっていいということで

はありません。中3が主役だからこそ

だれよりも感謝と気遣いができ、後輩たちの

見本になってほしいのです。

私に対してだけでなく、友達同士、家族など

にもきちんと感謝の言葉を口にしてほしい

のです。

明日も3年生には話す予定です。

posted by じゅくちょー at 23:12| 日記

熱い男

うちの卒塾生で強いエピソードをもって

いる子は女子の方が多いかもしれません。

ただ、時々熱い男がいます。私にとっては

そういう存在がすごく嬉しいです。

先日ここで取り上げたD君の弟、S君の話。

中1から入塾してくれた彼はとにかく

塾大好き!!そして本当に勉強熱心。

私の話をいつも素直に聞き、アドバイスをし

っかり実践してくれる・・・そんなやつです。


この代は震災の影響もあって、中3になる前

でも7人しかおらず、ほかの学年もそんなに

集まっていないという状況だったため、

言いたくありませんでしたが、経営的にかなり

厳しく、このあと生徒が集まらなければ

塾をしめなければいけないかもしれないという

状況でした。

春の中3の集会の最後に

迷惑をかけないように全力で頑張るけれど、

そういう状況になったら、本当に申し訳ない・・・

そんな話を生徒たちにしました。



生徒たちはみんな神妙に聞いてくれました。


話し終えて、みんな帰り支度をしていたとき、

S君が私の前で頭を下げました。

「塾長。俺はここの塾じゃないとダメです。

なんでもしますから塾をやめないでください」

そんなことを涙ながらに訴えてくれました。






私は涙が止まらず、「わかった」というのが

精一杯でした。

私は生徒にそんな言葉を言わせてしまったこと

を申し訳なく思うとともに、どんなことが

あっても塾を続けなければならない・・・

そんな風に思いました。





それから約1年半。私は塾が終わった

夜の11時から翌朝の5時までアルバイトをして

して食いつなぎました。

おかげさまで中3も3年生になってから

5人入塾してくれ、ほかの学年も徐々に生徒が

集まってくれました。

本当にありがたかったです。

塾生だけでなく卒塾生や保護者の方もご紹介を

してくれたと聞いてます。

私は改めて塾生、卒塾生、保護者様は

一生大切にしていかなければいけない・・・その

思いを強くもちました。



彼は朝塾も毎日来て、安定して模試でも結果

を出していましたが、残念ながら公立高校は

合格できませんでした。

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

それでもお兄さん同様、ウルスラに進み、

TYPE2でずっとトップ。東京理科大への

推薦の話もあったのですが、結局山形大に

進み、来春からは横浜国立大の大学院への

進学が決まったと連絡がありました。

帰省のたびに挨拶に来てくれ、後輩たちに

いろんな話をしてくれる本当に優しいやつです。

彼のあの一言・・・

苦しい時に思い出し、まだまだ頑張らねばという

思いを強く持ちます。




posted by じゅくちょー at 12:00| 日記

体を張って・・・

私が中高時代、ラジオ番組にハガキを

投稿するのがマイブームでしたが、

そのラジオ番組では数か月に1回

エンドーチェーン(現イービーンズ)で

公開録音というのがありました。

当然、私も朝5時頃から並んで行ってました。

HOUND DOGの大友康平さんがDJをやって

最初の公開録音の日・・・。

朝早くから並んだおかげで最前列をゲット。

わくわくしながら、始まるのを待っていました。

公開録音ではやはりどれだけ目立てるかも

大事です。自分の声が電波にのるチャンス

ですからね。



番組が始まって、康平さんが「では一発目。

男性二人ステージに上がってもらいます。

何をしてもらうかは内緒。でも豪華賞品が

あります」と。

もちろん目立ちたがりの血が騒ぎ、ハイハイハイ

と大きな声で手を上げたら、「おおーそこの元気

のいいやつ」とバッチリ指名されました。

もう一人同い年くらいの子(当時高1)が指名

され、二人でステージに上がりました。









名前を聞かれた後








「この二人には番組が終了するまで2時間、

ステージで正座してもらいます」








え?







正座?






2時間・・・?






いや、確かに番組中、ずっとステージに

いるわけだから、相当目立つ。

何も知らない買い物客にも見られるわけ

ですからね。


でも、2時間正座。



もしかしたら、今そんな企画をやったら

いろいろ問題になりそうですが、

当時は笑って済ませられるレベル。

「いや、いやならやめてもいいんだよ」

と言われましたが、せっかくの、目立つ

チャンスをみすみす見捨てるわけには

いきません。

というわけで、





やりました





2時間の正座








ラジオ番組ですから途中、康平さんが

話しかけてくれます。それが嬉しかった

ですし、客席からも「頑張って〜」と

女性からの声援も飛びます。

それで、「よしっ!」って気持ちになり

ました。結構単純です。







途中で感覚がなくなってきたりしましたが、

何とか2時間終えることができました。

さすがに最後1人で立とうとしたら

全く立てませんでした。




体を張ってでも目立ちたい・・・。

今回はまさにその夢が実現した感じでした。

豪華賞品は確かラジオでした・・・。






それよりも翌週の番組で「正座で頑張って

いた我妻君のファンクラブができました」

という女性からの投稿が紹介され、

感激しました。(笑)

本当かどうか定かではありませんが。(笑)




いつも書いてますが、とにかく行動。


そして人を喜ばすのは誰かをバカにする

ことではなく、自分が体を張って、自分を

ネタにすることが大事かなと思っています。




今でも生徒や保護者が喜んでくれるには・・・

いつもそんなことを考えていますが、

結局は自分が楽しむこと、自分が全力を

注ぐことなんだろうなと思います。

勉強の中のちょっとした遊び心。

夏期講習にTシャツ着たり、ラバーバンド

したり・・・絶対おかしいでしょ。(笑)



でもこの塾らしくないことを真剣にやって

くれる生徒、それを温かい目で見てくださる

保護者の皆様に本当に感謝です。







posted by じゅくちょー at 05:00| 日記
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