本日、東日本大震災の発生から10年を
迎えました。
10年・・・。10年と聞くとすごく長い
歳月に感じますが、あっという間だったような
気もします。
改めまして、震災でお亡くなりになられた
皆様のご冥福をお祈りいたしますとともに
震災でご家族やお知り合いを亡くされた方、
いまだに避難されてらっしゃる方、その他
震災の影響を受けていらっしゃる方に心より
お見舞い申し上げます。
塾においても当時の塾生、卒塾生、保護者の
皆様はご無事でしたが、その後、入塾された方
や、親類、お友達を亡くされた方がいらっしゃる
話は伺っています。
どんなに復興が進んでも、「終わり」というのは
ないのだろうと思っています。
当時、私も塾も大きな被害はありませんでした。
宮城に住んでいるというだけで被害者意識が
強くなってしまいますが、大きな被害を受けた方
と一緒に被害者意識をもっていてはいけない
と思っています。
私にできることは震災を風化させないことなの
だろうと思っています。
震災でいろんなことが変わりました。
ちょうど年度の変わり目だったこともあり、
生徒数も減ってしまいました。
(もちろん震災だけが理由ではないでしょうが)
でも、新たに名学館の門をたたいてくれた方も
います。温かい激励の言葉をかけてくださった
かたもいます。
卒塾生が「何か手伝えることはないか」と
言って来てくれました。
震災が起こるまではどうやって生徒数を増やそう、
どうやって売り上げを上げよう、どうやって
効率よくまわそう・・・そういうことばかり
考えていました。
いや、自営業ですからそれ抜きには語れません。
ただ、本当の意味で目の前にいる、生徒、
保護者の方、講師を見ていなかったのかも
しれないなと感じました。
特に卒塾生の存在の大きさを知りました。
この時卒塾生の何人かが「チラシまきましょう」
と言ってくれたり、口コミの投稿しました
と言ってくれたり・・・。
この時「名学館ファミリー」という名前こそ
思いついていませんでしたが、卒塾生を
含めて一つのチームだなあと感じました。
今、名学館ファミリーという名前で
塾生、卒塾生、保護者、講師と一体感を
持てているのはこの震災がきっかけだった
ような気がします。
今、多くの塾生や卒塾生の保護者様から
ご紹介をいただいています。
本当にありがたいことです。
来月1日でうちの塾も18周年になります。
何度も言ってますが、ここまで続けて
これたのは名学館ファミリー皆さんの
おかげです。
3月11日を迎えるたびに、改めて
「感謝」の思いを大切にしたい・・・
そして生徒たちにも常に「感謝」の思いを
もってほしいと思っています。
先ほど2時46分、自習に来ていた中2の子と一緒に
黙とうを捧げました。
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