2022年08月18日

「わからない」を言わせない

数ヶ月前に卒塾生から勧められた本をようやく

読み終えたが、書いてあることにいちいち

納得していました。

これ、来春、中3の卒業お祝いでプレゼントし

ようかなと考えています。

その本を読んで改めて思いましたが、生徒たちが

簡単に使う「わかりません」という言葉。

これをなんとかなくしたいと思っています。

「わかりません」という言葉は要は「何も考えて

いません」と同義。

もちろん正解のある問題では知識がなければ

わからないのは仕方ありませんが、正解のない

問いに対しても「わかりません」という子。

結局、こう答えればひとまずその場は逃げられる

と考えているのかもしれませんね。

幼い頃からそれで許されてくると、そもそも

考えるという行為をしなくなるのでしょうね。

まあ、黙って何も答えないよりは言葉を発して

いる分よいのかもしれませんが、高校、大学、

そして社会に出てからも正解のない問いをどん

どん投げかけらた時に間違いなく困ってしまいます。

失敗を恐れてチャレンジをしなくなったと言われますが、

成功も失敗もない選択にまで正解があると思って

何もしない、何も言わないという子が増えている気がします。

結果として入試でも記述が苦手、作文が苦手となり、

「この文章を丸暗記すればいいですか」になる。

漢字、単語など丸暗記しなければならないものも

ありますが、それだけで高校入試やその先の大学入試など

で戦えるわけがありません。

というわけで、夏休み明けの後半戦、生徒たちには

どんどん意見を言わせます。自分の意見を言わないこと

がどれだけメリットがないか・・・というより

損をしているかを伝えていきたいと思います。

(今までも言ってきましたが、強化します)

私は相談にはのりますが、答えは出しません。

答えは生徒自身が考えるものです。

休み中、高3の子から志願理由書と自己PRを

見て欲しいと依頼がありました。卒塾してか

らもこうして頼ってくれるのはありがたいこと

です。

私の意見は言いますが、どうするか最終的に

まとめるのは本人です。

高3ですからそういうこともわかって

いるので、自分の考えを出してから意見を

求めてきます。

結局、自分の力で頑張らなきゃいけないと

いうことですね。

人に何か言われるのっていやだと思います。

でも、あえてぶつけてくる気持ち・・・

すごく嬉しいですね。

今日も追試の報告が講師からありましたが

制度自体、大きく見直そうと考えています。

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posted by じゅくちょー at 22:08| 日記
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