うちの塾はよく「昭和」というキーワード
で語られることが多いです。実際、私も
そういう発言をしています。
もちろん今は令和の時代ですから、昭和の
古い考えが通じなくなっていますし、時代
とともにいろいろなことを変えていかなければ
なりません。
ここ数年のコロナも子どもたちや保護者の
意識を変えたところもあると思います。
今年の春、高校受験を終えた新高1の子たち、
あれだけ厳しい対応、あれだけ大変な勉強量
だったにも関わらず、最後は「楽しかった」
という言葉が出ました。
日曜日に結婚式だったYちゃんやその日の夜
に会ったY君など12年前に卒塾した8期生も
同じセリフを言い、こんなに長い付き合いを
しています。
でもそこには大変さ、苦しさを乗り越えた
からこそ感じる楽しさ、頑張り続けたから
こそ見えた景色があるのだと思います。
最近、近隣でもまた個別指導の塾が
増えてきました。
うちのように「生徒が合わせる」ではなく
「生徒に合わせる」「生徒に寄り添う」
ほうが支持されるのだと思います。
退塾者を減らし、入塾者を増やすのであれ
ば、きっとそれが正解だと思います。
でもうちはこの先もそうはしないと
思います。
大学受験の厳しさ、社会の厳しさは
こんなものじゃないのをわかっているからです。
もちろん最近では企業もだいぶ社員に
優しくなっているなあと思います。
AIが普及すれば、根性とか気合いとかいう
言葉もなくなっていくと思います。
「昔はよかった」と古き良き時代を懐かしむ
つもりもありませんが、どんなに時代が
変わり、生徒の意識が変わっても、
人と人とのつながり(縁)
周りの人を思う(空気を読む)力
喜び、楽しみだけでなく悔しさや悲しさ
限界に挑戦し、越える努力
家族など周囲への感謝
などは体験し、身につけなければいけないと
思いますし、教科書に載っていることでは
ありません。
私はこれまで塾の方針でこのままでいいの
か迷ったことが何度かあります。
でもそこで大きく方向転換していたら
きっと今いる子たちには会えなかったような
気がします。
今日もいろいろ考えることがありましたが、
「また追試かよ」「ちゃんとやれよ」と
怒られても「はい」「頑張ります」と素直に
前向きに返事する生徒たち。
追試にならずに誇らしく帰っていく生徒たち。
結局は令和の時代に逆行する昭和の塾で
昭和のがんこジジイの下で頑張りたいと
思う子たちがいる・・・ということは
こういう塾も必要とされているのだろうと
思っています。
今週あたりから中1もジャージ姿で塾に
来る子が増えました。
改めて中学生になったんだなああと感慨深く
なります。
ブログの感想はこちら↓
https://form1ssl.fc2.com/form/?id=17d88ec41413e292
小5、小6、中2のお問い合わせはこちら↓
https://meigakukan.net/tomizawakou/page-165/