2016年07月30日

将来の職業を決めるのは難しい

中3生といる時間が長くなり、
いろんな話をするようになっています。
今日何人かから出てたのが将来の話。
親や学校、あるいは自分自身として
「将来何をやりたいの?」「将来
どんな仕事したいの?」と考えさせる
ことが多いようです。
もちろん、今のうちに将来のことを
考え、それに向けて頑張るということは
大切なことです。
でもみんながみんな、なりたいものを
見つけることなんか不可能だと思ってます。
確かに看護師や薬剤師、弁護士、医者、
教員など資格が必要でかつ高い専門知識が
必要な職業を目指すのであれば、早々に
決めて、大学まで考えなければなりません。
そしてそういう職業であれば「だから
勉強しなさい」と子どもたちに勉強を
させる理由にもなります。
でも職業なんて掃いて捨てるほどあり、
中学生が知らない仕事もたくさんあります。
たとえば資格が必要な仕事なら「美容師
になりたい・・・」と言ったらどうなるか。
学校の先生なら間違いなく、「美容師は
大変だ。将来どうなるかわからないから
まずは大学に行った方が良い」と大学
進学を勧めるはずです。
つまり、学校の先生は(場合によっては
親も)進学校をめざし、国公立大学を
目指す理由づけとして、「将来の仕事」
があるような気がしています。
もちろん、本気で上記の職業に就きたい
のであれば、それはそれで頑張ってほしい
のですが、中学生にそこまで求めるのは
難しいんじゃないのかなあという気も
しています。
私の中では勉強は将来の選択の幅が広がる
ために必要なことだと思っていますし、
進学校に進む理由はレベルの高い、あるいは
意欲の高い子たちと共に学ぶことで
人間的な成長を遂げられるからだと思って
います。
経験の浅い、知識の浅い子どもたちに
無理やり職業選択を求めるよりも今の
頑張りが将来、どんな仕事についても
力になることを教えていきたいなと思ってます。

職業が大事なのではなく、どんな考えで
社会で頑張っていきたいかを考えることが
大事だと思っています。
「人の役に立つ」仕事ならいくらでも
ありますからね。

明日で7月も終わり・・・。
明日も8時から教室を開けています。
posted by じゅくちょー at 23:13| Comment(0) | 日記
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