2019年07月16日

絶対、二華

生徒たちに対し、よく「早く目標を決めて

それに向かってがんばろう」という話を

します。

生徒の中には受験校がなかなか決まらず

ぎりぎりまでふらふらしている生徒がいま

す。一方で中3になる前から、ここの高校

と決めてる生徒もいます。

今日話題にするのは、そんな生徒の一人、

7期生のKちゃん

彼女が入塾したのは中3になる前の春休み。

某大手塾に通っていたのですが、なかなか

成績が伸びず、家の近くのうちの塾に

転塾してくれました。

入塾時の面談で、「もう中3になるし

志望校は決まってるの?」と聞いたら

何の迷いもなく「二華です」と。

二華以外考えられないという感じでした。

その強い思いに圧倒されて理由を聞くのも

忘れたくらい・・・。いや、いまだに理由を

聞いてなかったかも。(笑)

彼女たちの代から学校名が変わり、共学に。

優秀な女子が一高に行くので倍率が下がる

かとも思われましたが、なんとも予想

つかぬ状況。

推薦で行ければよいのですが、推薦で

いけるほど評定が高いわけでもない。

それでも彼女の熱い思いは感じました。

何せ、その3年前に噂のK子が合格して

ますからね。

部活でも区で優勝するくらいの実力者

ピアノもうまい

スーパーガールのように見えましたが、

成績はあと一歩。

模試でもB判定にはいくもののAは1回も

出せず、Cもある・・・という中途半端な

状況でした。

それでもとにかく彼女は毎日、塾、塾、塾。

家が近かったということもありますが

朝塾来て直塾して、夜までずっといる

時にはお風呂入って戻ってくるということ

もありました。

彼女の体験談がエキテンというサイトに

載ってます。

彼女の文章力もあって、なかなか面白い

ので紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

7期生です

わたしは中3で入りました

中2くらいまで別の大手に通ってましたが

大手<<<<超えられない壁<<<<名学館

こんなかんじ


名学館は少人数制なので

とてもアットホームなかんじがします

学校の帰りに塾にいったら

「おかえりー」

と塾長が迎えてくれます

私はもう学校にいかないで塾に毎日いって

ればいいんじゃないかとさえ思ってました

(塾長にとめられましたが)

講師の先生も塾長もとても近くにいます

しかし怒った塾長は怖いです

私は怖いので怒られるようなことをしない

ようにがんばったので記憶が正しければ本気

で怒られたことはありませんが

ほかの人がうっかりしたときに怒られているの

をきいているときはとっても怖かったです(笑)

でも、感情に任せて怒ったりはしません

「そりゃ怒られるわ」

という行動をとったときに怒られます

宿題をしてこない、不真面目

と、当たり前のことをしないときにね

でも宿題はほかの塾より絶対多いです

やってこないと怒られるので、結果勉強を

強要されることになります

しかしながらそれくらいの勉強量ではないと、

合格なんて無理です

天才なら話は別ですが、世の中に天才なんて

そんないません

「だから、つべこべ言わずにやるしかない

勉強のやり方がわからない、とか、そういう

の関係なくて、とにかくやるしかない」

っていうのを教えてくれるのが塾長であり

名学館です

私達の代はそれで9割型成功してます

『朝塾』というのも名学館独自です

「あけてください!」

といえば早朝6時から開きます

「まだ残りたいです!」

といえば日付越えても開いてる時あります

少人数なぶん、生徒の思いも伝わりやすいです

ここまできて塾長が怖いみたいなイメージ

しかありませんが

そんなことはありませんいや怖いけど

楽天が好きです、いろんな話ができます

あとたぶんかわいい女の子が好きです

芸能人のこととかも、意外と知ってたりし

ます

「あの子かわいいよね…!」

みたいな話も普通にします

そして物知りです

なんでも知ってます

急にふってもボケてくれるときもあれば

何も言ってないのに勝手にボケてくれた

りするときもあります

私達がボケたらちゃんとつっこんでくれます

そんな人です我らが塾長は

長くなってしまいましたが

本気でがんばりたいなら、どんな大手よりも

名学館だと思います

塾長の教え子なのにこんな文しかかけないの

がとても申し訳ないですが

わたしは名学館に通って、今、とても楽

しいです

とっても楽しく過ごしています

名学館に入ってよかったなって、今も思うし、

大人になってもずっとずっと心に残るんだろ

うなって思います

迷っているなら、絶対絶対名学館をおすす

めします!


本当にもったいないくらいの話です。

そんな塾大好きKちゃんは模試の判定が

どうだろうと、倍率がどうだろうと

「私は二華を受ける」という強い気持ちを

もっていました。

実は入試直前の冬にお父様の転勤が

決まりました。

お父様としては家族で・・・と考えて

いたらしく、いろいろ相談も受けました

が、彼女が出した結論は「仙台に

残ってでも二華!!!」と。

そんなわけでお父様は単身赴任・・・。

男親としてなんか胸が痛みましたが

本当に彼女の意思は強かったですね。

結果・・・




結局A判定が出ないままだったので

不安もありましたが、思いは強かった

のでしょうね。

見事合格しました。



数学が苦手だった彼女

入試が終わった後「どうだった?」と

聞いたときに

「塾長、聞いてください、関数の問題

・・・勘で書いたやつ当たりました」


・・・・・・・・・・・


そんなやつです。





二華を卒業後、家族で九州に引っ越し

彼女も福岡の大学に進学しました。

今は大阪の製薬会社で営業の仕事を

やってます。


仙台には縁がなくなってしまいましたが

成人式の時、大学卒業前、

そして昨年と仙台に来た時には必ず

声をかけてくれます。

仙台を離れても楽天好きのようです。

彼女のことを考えると、志望校への愛

・・・これが大事だなと思います。

今の中3生にも「ここしかない」という

高校を見つけてもらい、愛を持って

受験勉強に取り組んでもらいたいと感じます。






posted by じゅくちょー at 11:00| 振り返り
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