卒塾してからも縁は続く・・・
卒塾生のことは一生応援する・・・
私たちが生徒たちにいつも言ってる
言葉です。
実際、生徒たちは卒塾してからも
定期的に会いに来てくれたり、連絡
くれたり、飲みに行ったりしています。
そんな中でも気の合う生徒の一人
5期生のYちゃん。
彼女は小学生の時に友達と一緒に入塾
してくれました。
入塾のきっかけは忘れてしまいましたが、
多分家が近かった程度の理由だったと思い
ます。
いつも明るく、私も彼女が授業の日は
彼女から元気をもらっていました。
中学進学にあたり、彼女の友達の方が
退塾することになりました。
大手でしっかり勉強したいということ
だったのだろうと思います。
私は当然、Yちゃんも一緒に辞めるのだと
思っていました。仲よしだったので。
でも彼女は「中学でも名学館を続ける」
という選択をしてくれました。
当時、実績があったわけでもなく、何の
とりえもない塾だったのに、今思うと
よく続けてくれたなあと思います。
当時の5期生は生徒がなかなか集まらない
学年で中2、中3になってポツポツ
入り始めましたが、それでも10人ちょっと
という感じでした。
そんな中彼女は周りに流されることなく、
部活も勉強も頑張っていました。
実は彼女たちが中3の時に朝塾が始まりました。
今から12年前の話。
当時はテスト前1週間だけでしたけどね。
もちろん彼女は朝塾も毎日来てくれていましたし、
放課後や夜も自習に来てくれていました。
そして彼女が目指した学校は向山高校。
むしろ、もっと上の高校でなくていいの?という
感じでしたが「向山がいい」という彼女の意思
は強かったですね。
少なからず私が影響しているのかもしれませんが。
彼女はとにかく「暗記の鬼」
定期テストも入試も「どれだけ覚えたか」で
とにかく必死に書いて書いて、相当量の
暗記をしていました。
・・・こういうのを詰め込み学習というのかも
しれませんが、やはり覚えている生徒は
強いですし、結果にも出てきます。
丸暗記だけでは意味がありませんが、彼女
の場合はとりあえず暗記・・・そしてその
あとにいろいろ考えるというタイプでした。
私もあれこれ悩んでる暇があればまずは
覚えればいいじゃんという考えなので、彼女の
やり方はには共感が持てました。
彼女は大学受験の際に震災があり、後期試験が
受けられないというかわいそうな状況でしたが
浪人して、中央大に進学しました。
海外にも何度も行き、常に前向きに頑張る
子でした。もちろん今でも・・・。
中央大のゼミ担当の先生が私の大学時代の
研究室の先輩という何とも奇遇なことも
ありました。
定期的に連絡をくれ、何度も飲みに行ったり、
私が東京に行った際には一緒に野球観戦
したり・・・。
まさに「縁」ですね。
お母様も卒塾後も時々塾にいらっしゃって
「塾長、頑張ってますか〜」と声をかけて
くださいます。
妹さんもうちの塾の卒塾生ですから、もう
家族ぐるみの付き合いといってもいいかも
しれません。
お母様は顔が広いため、多くの方をご紹介
いただきました。
本当に感謝しかありません。
Yちゃんは今では大手ゼネコンでがんば
っています。
昨年の冬には塾に来て中3生に
エールを送ってくれました。
出会って15年。長い付き合いです。
いまだに「塾長には感謝しています」
と言ってくれます。
すごく礼儀正しくて、義理人情に厚い
Yちゃん。
またいろんな話をゆっくりしたいものです。