2019年08月29日

暗記するために

これは自分の大学受験の時の話。

当時、通販商品で「睡眠学習」と

いうのが流行ってました。

要は枕に設置した器具で寝ている

間に記憶していこうというもの

です。

暗記が苦手な私はほしくてほしくて

たまりませんでした。

でも・・・高い!!!

さすがに手が出ません。

そこで私は「睡眠学習」を自分で

やっちゃえと考えました。

原理は単純です。

覚えようとするものを自分で

カセットテープに吹き込み、それを

流して、ヘッドフォンで聞きながら

寝るという・・・。



まずは録音・・・。


何をやったかというと。



日本史がなかなか覚えられない・・・

でも、日本史の教科書を丸々1冊覚えたら

満点も夢じゃないんじゃない??

そう思い、日本史の教科書を最初から

音読し、数本のカセットテープに分け、

録音していきました。

家族のいないときに部屋で一人で音読。

特に太字になっているところは大きな声

で読むなどの工夫をしましたが、結構

怪しい光景だったでしょうね。




まあ、こういうのって途中で挫折する

ことが多いと思うのですが、私は最後

までやり切りました。

テープ5本分になったかな。

これを毎晩、流しながら寝る・・・。

毎晩自分の声を自分で聞く・・・

ナルシストでもやらないだろうと思い

ますが、受験生はなりふりかまって

はいられません。


しまいには寝るときだけでは足りないと

思い、部屋にいるときはBGMとして

流していました。







成果は・・・








ありました!!



日本史は安定の80点以上。


これに気をよくして、英語の発音、

アクセントの問題もこれで覚えようと

思い、よく出るアクセント、発音の

問題を多少大げさにアクセントをつけ、

発音も同じものと違うものがわかるよ

うに発音しながら録音しました。


これも効果ありで発音、アクセントの

問題は模試でもほぼノーミスでした。


なんでもそうなのですが、声に出して

録音するその1回目から意識が集中

しているので割と覚えちゃうのですよね。



時々「暗記が苦手」という生徒に勧める

のですが、いまだに「やりました」と

言ってくる子はいません。

恥ずかしさが先行すると思うのですが、

受験期はとにかくなりふり構わず

やることが大事です。




あの録音テープ・・・・・




実家を探せば見つかるかも。(笑)



posted by じゅくちょー at 05:00| 日記
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