今回は現在、ナースとしてがんば
っているHちゃんの話。
当時は公立高校でも推薦入試という
のがありました。
入試自体は面接だけ、あるいは面接
+作文だけで決まります。
したがって評定の高い子はこぞって
推薦入試を受けていました。
Hちゃんもそんな一人。
評定が高いので、推薦で行こうという
話になり、お兄さんと同じ高校(A高校)を
希望し、そこに向けて頑張っていました。
評定を考えても、まず大丈夫だろうと
思ってましたし、万が一推薦でダメでも
一般入試でも十分いけるだろうという
力をもっていました。
もちろん、推薦でいけそうだとわかっても
手は抜きません。朝塾も放課後の自習も
しっかり頑張っていました。
同じ部活の子が彼女含め4人いましたし、
お互いに切磋琢磨する環境がありましたね。
で、12月に推薦の願書を出し、いよいよ
となったのですが・・・・・・・・
ちょうど願書を出す前あたりから、模試でも
グングン伸びてきて、もう少し上のB高校
でもいけるくらいの力をつけてきました。
秋の三者面談でも、推薦決まっちゃうと
一般入試は受けられないから、そのあたり
も考えて・・・とアドバイスしてましたが、
きっと自分の力に自信なかったのかも
しれませんし、B高校を目指すなら
推薦では評定が足りないので、一般入試
で受けるしかない・・・
それなら早く決めたいという思いが
あったのかもしれません。
お母様もお兄さんと同じ高校なら・・・
という感じだったのだと思います。
とにかく面談で納得をしてA高校に
決めたはずでした・・・。
で・・・A高校に願書を出したあとに、
「やっぱりB高校に行きたい」
と言い出したのです。
成績が伸びて、B高校の合格ライン
まで達してましたし、友達がB高校を
一般入試で受けることを聞いて、
いろいろ考えたのでしょうね。
もちろん出した願書は戻せませんし、推薦
入試を受けるしかありません。
ほんと推薦入試当日も「いやだなああ」
「落ちたらいいなああ」と半分冗談とも
本気ともとれる発言をしていて、浮かない
顔のまま送り出しました。
入試が終わって、「どうだった?」と
聞いたら「多分受かってしまうような
気がします」と。
また落ち込み・・・。
結果
推薦で受けたA高校に合格。
推薦で合格したメンバーがみんな喜んで
いる中、彼女ひとり涙・・・・・・・。
合格したのに、こんなに落ち込む生徒を
見るの初めてでした。
当然、A高校に進学しましたが・・・
数ヵ月後に会った時
「塾長! A高校楽しいです」
と部活も頑張ってる様子。
あの涙はなんだったんだあああと
思いましたが、ほんとにほっとしました。
結局、入った高校でどう頑張るか、
どう過ごすか・・・気持ち次第なんで
しょうね。
もちろんあの時の思いは素直な気持ち
だったのでしょうね。
というわけで、どこの高校を受験するか
は本当にじっくり考えてほしいということ。
単に偏差値だけで決めず、オープンスクール
や文化祭で感じたこと、先輩の話など
も参考にして決めて欲しいと思います。
合格したら笑顔を見たいですからね。
ブログの感想メールを送る
2019年08月29日
合格したけれど・・・
posted by じゅくちょー at 11:00| 日記