生徒に「なんのために勉強するの?」
と聞かれたら、「自分の将来のため」
これがベスト回答なのでしょうが、
私は「自分のためでもあるけれど、
ほかの誰かのためでもあるよ」と
答えています。
確かに自分の成績を上げ、自分の行き
たい高校、行きたい大学に行って
自分のやりたい仕事に就く・・・。
確かにこれらすべて自分のために
やっているように見えますが、実は
ゴールはまだまだ先にあります。
仕事というのは自分の趣味でやるもの
ではありません。
もちろん趣味と仕事が一致している人
もいるでしょうが、お客様のために
仕事をしているのです。
いや、それも自分の生活を潤すためだ
という人もいるのでしょうが、やはり
誰かほかの人のために頑張るのが仕事
だと思っています。
・・・ということは、今の頑張りは
将来の誰かを幸せにするためのもの
と考えられます。
私はうちの塾で、生徒たちに気遣いや
感謝・・・というのをうるさいくらいに
言っているのは、そういうことに自ら
気づく人間になってほしいというのも
あります。
うちの塾では先輩卒塾生が塾生の
応援にきて、いろんな話をしてくれた
り、差し入れをもってきてくれたり
します。
また、入試当日の壮行会では朝に
全員が塾に集まり、お互いを激励
しあいます。
自分の行動が誰かの力になり、
他の人の行動が自分の力になる
そんな風に考えられる子は将来社会に
出てからも、どんな仕事についても
お客様のためにいい仕事をしてくれる
と思います。
そういうことを大人はわかっています。
親御さんが子どもに「勉強しろ」
「勉強しろ」と言ってるのはいい高校、
いい大学に入ることやいい会社に
入ってたくさんお金を稼ぎなさい・・・
ということを言っているのではありません。
誰かに頼る人生ではなく、誰かを幸せに
してあげる人生をおくってほしいという
思いがあるからだと思ってます。
そのためには知っておいた方がいいことが
あります。できてた方がいいことが
あります。
知識のない人や行動力のない人、理解力の
ない人を周りは頼ろうとしません。
何もできない人が周りを幸せにできません。
ちょっと生徒たちには難しい話になるので
ここまでは話しませんが、自分たちの
頑張りや結果が親や先生を喜ばせることも
あります。
そんな身近なことでもいいのです。
なんでも「自分のため」と考えると
疲れてしまいますし、「自分のためだった
ら、他人にとやかく言われる必要はない」
となってしまいますので、
「今、勉強頑張るのはほかの人を
幸せにするため」と考えさせるように
したいと思ってます。
頑張る子のことは私も全力で応援します。
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