2020年01月21日

第三者の声

小学校高学年くらいから多くの子どもたちが

反抗期に入ります。

反抗期というと親に暴言をはいたり、物に

当たったりするイメージかもしれませんが

(実際そういう子も多いですが)、そういう

目に見える言動だけではなく、心の中での

変化、目に見えない変化というのもあると

思います。

「うちの子には反抗期はない」「うちの子は

素直だ」とおっしゃる親御さんもいらっしゃい

ますが、むしろそっちのほうが怖いくらいです。

小学校高学年から中学生くらいになると、

自我がめばえますから人(特に親)にあれこれ

指図されたり、注意されるとそれが正論だと

わかっていてもうるさがってしまうものです。

むしろそれが当たり前の感情だと思ってます。

そういう状況下で「素直に聞け」というほうが

難しいものです。

ある意味「塾」という第三者的立場に任せると

いうのも手なのですが、塾も慣れてくると

親と同じように「うるさいなあ」という気持ち

になってくる子もいます。

そこで私は生徒たち、とくにストレスのたまる

中3生に対してはできるだけいろんな人の

話を聞かせるようにしています。

いつも言っている通り、経験で人は成長します。

ただ、中学生はまだまだ人生における経験が

多くありません。

ならば経験をしている人の話を聞くことで、自分

に足りないものを感じ取ったり、自分もそう

なりたいと感じたりすることがあると思います。

私も生徒たちにはたくさん話します。

何回も話すことで気持ちや行動に変化が見られる

子がいます。

でも私の話だけでは足りません。

そこで経験豊富な卒塾生の存在が大きくなって

きます。

実際、卒塾生の話、特に自分の目指している高校

の先輩の話や海外などを経験している先輩の

話には目を輝かせている子が多いです。

そして周りの中学生が経験できないことや

触れ合うことがなかなかできない人の話にも

興味を示します。

先日の青空応援団の団長さんの話、

それいけ!うさハム副鼻腔炎さんのライブ、

裁判所の方の話、

SDG'sのカードゲームをしていただいた方の話

などなど・・・。

第三者の話を聞かせたときは必ず生徒たちに

感想を書かせ、その方に送っています。

それは自分自身の振り返りにもなり、相手に

伝えるアウトプットの練習にもなります。

それを読むと、私の想像以上に大きな

刺激を受けていることが分かります。


勉強は知識を詰め込み、理解し、定着させる

ことが大事です。ただその一方でモチベ―

ションを上げることで、効率が上がることも

あります。

最終的には自分で問題意識をもち、自分で考え、

自分で行動に移すことが大事です。

そのための親や学校の先生以外の声・・・

実は反抗期の子たちには必要なことなので

はないかと思っています。

と今日は偉そうな文章ですみません。

以前、ある生徒のお母さまが「入塾時、あんな

に反抗的な態度だったのに、最近の様子は

随分落ち着いて前向きになっている。何か

魔法の言葉でもかけているのでしょうか」

と半分冗談で言われたことがあります。

魔法の言葉はもちろんありません。

第三者の声・・・これが反抗期の生徒を

変えるきっかけになる・・・私はそう信じて

います。

感想はこちら↓
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posted by じゅくちょー at 07:55| 日記
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