2011年07月24日

塾に求められているもの

ここ数日、塾生の保護者の方やお問い合わせ
いただいた保護者の方とお話ししたりメール
したりする中で、塾に求められているものは
何だろう?と考えてしまっています。
「そりゃあ、成績を上げることだろう」・・・
一言で片付けられそうですが、成績を上げるため
には生徒自身のがんばりも必要。
そう考えると「成績を上げるためのがんばる
意欲を引き出すこと」?とも考えてしまいます。
意欲を引き出すためには褒めたり、励ましたり
という方法もあるでしょうが、いくら褒められ
励まされて、意欲を持ったとしても、最低限の
反復や暗記がなければテストでは点数が取れないのも
事実です。
そう考えると、多少強制的でも反復させ、暗記させ
点数につなげていくことが塾の役割じゃないか・・・
とも考えています。(今はこの考え)
しかし、先日お問い合わせいただいた方に、塾の考え
というより私の考えを話したところ
「いい子を育てようとしているってことですね」
と言われ、「あれ?いい子を育てちゃまずいんか?」と
逆に焦ってしまいました。
塾としてはできるだけ点数を上げ、自ら勉強する意欲を持たせ、
結果的に志望校に合格させる・・・それが当たり前の
考えだと思ってましたが、もしかしたらそうではない
という考えもあるのかなと思い始めました。
点数は別に400点もいかなくてもそこそこでいい
高校は入れるところでいい・・・
勉強が楽しいと思えばいい・・・
そういう親の考えもあるのかもしれませんね。
そういう方々にとっては、覚えてこないことをしかって、
満点取るまで追試を受けさせたり、テストのやり直しで
土日も塾に来させたり・・・というのは
「そこまでする必要ない」・・・ってなるんでしょうね。

自分も親の立場として、ある程度親と同じ気持ちで
生徒に接してきたつもりですが、もしかしたら
そのあたりの価値観も時代とともにずれてきている
のかもしれないですね。
あえて厳しい環境に置いてでも、勉強をがんばらせたい
という親がいる一方、なぜそこまで厳しくするのか
わからない、とにかく丁寧にわかりやすく教えてくれれば
それでいい・・・という親もいます。
多様化する価値観・・・
以前は「自分の子どものようにしかる」なんて言ってましたが
ある時、ある生徒に「親にこんなにしかられたことない」
と言われ、「え?」って驚いたことがありました。
自分より年下の親が増えてきて、だんだん「厳しさ」や
「昔ながらのやり方」が敬遠されることもあるのかも
と思うと、私自身も多少やり方を変えていかないといけない
のかなと思ってきました。
でも、うちが優しいだけの塾になったら、ほかと何も
変わらなくなってしまいますからね。
きっとそんな風になったら、卒塾生たちに「気持ち悪い」
と言われそうですしね・・・。

どんなに古臭い、泥臭いといわれても昔ながらのやり方に
価値があると思っている以上、そして思ってくれる保護者や
生徒がいる以上、このスタイルでやっていこうとは思ってい
ます。
まあ、長く続けていれば、厳しいだけの塾でないことも
お分かりいただけると思いますが・・・。

明日から夏期講習。
さっそく夏の朝塾(6時〜)も予約が入りました。
ラジオ体操するわけではないですが、朝型に変える
チャンスです。中3専用ですが、がんばりましょう。


posted by じゅくちょー at 23:39| Comment(0) | 未分類
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