2011年04月28日

運命的な出会い

毎年、中3の壮行会の席などで「出会い、縁を
大切にしてほしい」という内容のことを話します。
私にもこれまで「運命的」と感じる出会いが
いくつかあります。
その中で、この仕事をしようと思うきっかけに
なった出会い・・・と思える人が3人います。
一人は大学時代に家庭教師をしていた生徒。
中2、中3と教えて、無事志望校に合格しました。
自分でもわからなかったのですが、彼女との
出会い、指導の中で、人に教えることの
難しさ、楽しさ・・・いろいろ感じながら、すごく
充実感を感じました。
アルバイトという立場でしたが、最後は
料金そのままで時間をどんどん増やし、
なんとしても合格させてあげたい・・・という
強い思いでやっていました。
今、塾で塾生に対し、どんどん補習などの
サービスを増やしていることに通じているような
気がします。
今でも年賀状のやりとりをしてますが、彼女も
一児の母。「親子二代で先生にお世話になるかも
しれませんね」というコメントが嬉しいです。

二人目は私が前職ベネッセで進研ゼミの教材編集
を担当していた時にマメにお手紙をくれていた子。
紙面を通して、そして手紙を通してのやりとりでしたが、
人に感謝される仕事をしてるんだな・・・という
実感がありました。
教材だけでなく、私からのコメントに励まされた・・・
という言葉を見て、勉強頑張っている子どもたちに
学習面だけでなく、精神的な支援も大事なんだなあ
と感じましたし、同じ目線で話すことの大切さも
感じました。
彼女の人生も紆余曲折ありましたが、先日
「結婚しました」という手紙をもらいました。
彼女も「縁」を大切にする心優しい子で、
私自身、いまだに彼女の言動から学ぶことが
多いです。

三人目も同じく進研ゼミの教材編集を担当していた
時に応援のお手紙をくれていた子です。
そういや今はどういうシステムになっているのか
わかりませんが、当時は教科編集者が誌面に
実名でイラストで登場していたので、冗談抜きで
ファンレターなるものが結構届いていました。
不思議な感覚でしたが、今も家の押入れに
ダンボールにファンレターがごっそり入っています。
(人生の中で最大のモテ期だったかもしれません)
彼女は遠く沖縄から熱烈にファンレターを送って
くれていました。
彼女ともいまだに縁がありますが、夢をもって頑張り
続け、教員の道を歩んでいます。
中学時代からの手紙のやり取りを通し、人間的に
どんどん成長していく様子を感じることができ、
改めて人間の成長過程に少しでも携わって
いきたいと感じるようになりました。

一過性ではなく、長きに渡って一人の人間として支援
できる仕事。
私自身、今の仕事をそんな風にとらえているのかも
しれません。
だから塾に入ってくれて、受験を一緒に戦った生徒
のことはずっとずっと大切にしていきたいと思います。
単に「勉強を教える」という表面的な関係ではなく、
縁を大事にし、生徒自身にも人との縁を大切
にする人になってほしい・・・という思いをもっています。

そのために今自分が何をすべきか・・・
そんな風に考えて塾をやっています。
posted by じゅくちょー at 18:04| Comment(0) | 未分類
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