頑張っていました。
今月中は火曜・木曜・・・と言っていたので、毎平日
やっていることがまだ浸透していないのかもしれない
ですね。特に中3・・・。
この朝塾、開始してから丸3年になります。
近隣ではうちの塾しかやっていないと思いますが、
全国レベルで見れば、ずっと前からやってらっしゃる
方もおり、きちんとシステム化されている方もいら
っしゃいます。
そんな中で先日、ネットを見ていて、とある書籍に
目が留まり、思わず購入してしまいました。
それがコレ↓

「試験前たった1週間の早朝学習で5教科
100点アップする勉強法」
岩田英証さん著(ごう書房)
兵庫県で「学習教室サクセス」という塾を開いている
先生の著書ですが、一気に読みきってしまい、
朝塾を強化せねば・・・という思いに駆られました。
勉強するなら朝型がいいというのは昔からいわれて
きたことで、私自身も生徒にずっと言ってきましたが
実際、やるとなるとなかなか大変なもの・・・。
でも、数年前にある生徒の保護者から「夜残す
くらいなら朝やらせたほうがいい」というお言葉を聞き、
朝塾のスタートになりました。
(決めたらすぐできるのが個人塾のよさですよね)
最初は富中の定期テスト前1週間・・・だけでしたが
2年前からは受験生のために11月以降毎平日も
開けるようになり、今年度からは4月〜週2回と
定期テスト1週間前に朝塾を実施しています。
そして今週からは毎平日の朝塾を昨年から前倒し
でスタートさせています。
今までは単に「自習スペース」として開放するだけ。
もちろん質問あれば受け付けるよ・・・
通常授業で追試になった場合も残ってやるのではなく
朝塾で追試を受けなさい・・・といった感じで
やってきました。
この本を読んで改めて朝の勉強の効果に
気付かされました。
朝塾の強化策はいろいろと考えており、
中3を対象に講義形式をとろうかとも思ってたのですが、
実は朝のよさは「静かな雰囲気」の中で勉強に
集中することであり、暗記項目のチェックや前日
学習した内容の確認といった復習・チェックに有効
だということ。
しかも朝の7時くらいにアドレナリンとコルチコイド
の分泌がピーク(=学習のピーク)になると聞いては、
生徒の苦手教科、苦手単元を自らの意志で
やらせなければ・・・と思いました。
確かに夜はいくら頑張っても限界があり、
睡魔、テレビの誘惑、メールの誘惑などなど集中を
阻害するものばかりです。
朝の30分が夜の2時間分に相当するというのは
本当にうなずけることです。
現在、朝塾は朝6時半〜8時(登校時間)までやっています。
90分フルに活用したらかなり効果があるはずです。
著者の先生も言っておられましたが、朝に「単純作業」の
勉強をするのはもったない話・・・。単語や理社の一問一答
のチェック、数学で解けなかった問題のやり直しなど
朝に効果的な内容を生徒と確認し、集中して取り組ませる
方向で考えたいと思います。
前回のテストで悲惨な結果だった生徒に対し、10月いっぱいまで
朝塾に強制参加させ、補習を組んでいますが、
その内容についても見直そうと思います。
生徒にとっては「頑張れ」という応援よりも「頑張ろう」という
声がけのほうが効果的とも書いていました。
朝塾は夜型の私にとっては結構つらいですが、生徒のつらさを
一緒に体験できるので、私自身頑張らねばという気持ちになります。
それは保護者の方も同じだと思います。
保護者の方が家で勉強を教える必要はありません。
でも、生徒の頑張りに対し、「一緒に頑張ろう」という態度で
朝塾参加へのご協力(朝食の準備、塾までの送りなど)をして
いただければ、きっと生徒のやる気にもつながってくると思います。
朝塾に参加できない富中以外の生徒にも家での朝勉を推奨し
たいと思っています。
全員が部活引退した今、もう一度中3には朝塾(朝勉)の活用を
話していきたいと思います。
塾というのは通ってなんぼ・・・ではなく利用してなんぼ・・・の
世界です。
朝塾はもちろん塾生無料なので、経営的にはメリットがあり
ませんが、狭いスペースを有効活用でき、朝から生徒が集まり、
塾から「行ってきます」と登校する姿を見送る・・・
それで勉強の効果も上がるのであれば、これ以上のことは
ありません。
うちの塾は課題も多いし、スケジュール管理には
厳しいし、塾長はすぐに切れるし、頑張り続けるのも大変ですが
通ってよかったと思われる塾にしていきたいと思います。