2008年01月16日

英文日本語訳を見て

昨年度の中3からスタートさせた模試受験後の
英語長文をすべてノートに書き、日本語訳をするという
課題・・・。当時の3年生の英文読解力が飛躍的に
上がったのはこれを継続してやったおかげだと思ってます。
というわけで、今の中3生にも7月の模試から必須宿題
としてやり続け、だいぶ日本語訳がじょうずになってきた
感じがします。
一文一文への注意とわからない単語をきちんと調べて・・・
という作業も発生しますからね。

そして今回、中2の1月模試においても中2生に同じ課題を
与えました。これを見て、改めて、生徒の性格や語彙力、
表現力が表れるな〜と感じます。
書き方は特に言わずに、英文全文と日本語訳を書いてきてね
と言いましたが。
英文だけだーーーっと書いて、そのあとに日本語をまとめて
書くものもいれば、1文1文英語・日本語と交互に書くものも
いれば、ノートを見開きで使って、左側に英文、右側に日本文
を書くものなどなど。
また日本語訳の書き方も、1文ごとにきちんと行を変えてるもの、
句読点やかぎかっこもつけずに、だーーーっと書いているもの
これも性格が表れますね。
そしてやはり一番気になるのが、字の丁寧さと、誤字・脱字・
必要以上のひらがなでの記載です。
宿題というのは相手に見てもらうためのもの、しかも目上の人に。
言葉遣いで目上の人に丁寧な言葉を使うのは当たり前ですが、
当然書いたものにも何らかの敬意が必要なのではないかと思います。
それがすなわち、読みやすい字、読みやすい書き方だと
思うのです。自分が同じようなノートを出されて読む気になれるか・・・
そんな風に考えてほしいと思います。
さすがに中3はそんなこともないですが、やはりこういったところから
教えていかないといけないのかもしれませんね。
それと、最近テストの答案を見ても気になりますが、
必要以上のひらがなだらけの文章。これほど読みにくく、知性を
疑うものはありません。
確かに先生によっては「ひらがなでもいいよ」というのはあるのかも
しれませんが、漢字は意識しないと覚えません。
時間制限のある、テストならまあ、多少は仕方ありませんが、今回のように
課題として与えて、何を見ても、何を調べてもよいという状況の中でも
やたらひらがなを使った文章を見ると、ほんと将来が心配になります。
なぜ、わからなければ調べようとしないのでしょうか??
携帯・PC世代になり、文字を書く習慣が薄れているのも現実ですが、
今後、いろんな場面で文章を書く機会があります。
そんなとき、いつも「あたってるからいいでしょ」「だって漢字わかんないもん」
そんなことばかりも言ってられません。
今やってる勉強・・・確かに関数や方程式や理科の実験が直接将来に役立たない
かもしれません。ただ、何かを考える力、覚える力、表現する力はどれも
この先ずっと役立つものです。考えない、覚えようとしない、表現も考えない・・・
それでは勉強してる意味がありません。
成績のいい人と悪い人の差・・・いろんな要素がありますが、読む人のことを
考え、きちんとした表現で書く・・・これもあると思います。
普段成績のいい子は、ノートの書き方も読みやすく丁寧です。
しかし、成績が伸び悩んでいる子はノートも雑で、ひらがなだらけ、
送りがなや漢字の間違いなど、読み返せば、すぐに直せるものさえ
直していない・・・いわば出せばいいんでしょ?的な内容になっています。

成績を上げたいのであれば、こういうところから改善していかなければ
いけません。
もしかしたら小学校時代から、言っていかなければいけないことなのかも
しれませんね。
posted by じゅくちょー at 16:18| Comment(0) | 未分類
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