この仕事をやっていると、生徒に教えられること
というのは驚くほど多くあります。
昨日体験授業を受けた生徒・・・
今日早速お母様から入塾のご連絡をいただきました。
今までの知識が足りなく、もちろん成績も
よくないので、最初話を聞いた時には「大丈夫
だろうか」という不安がありました。
実際、昨日の授業の後も、講師と「結構基礎から
立て直さないといけないので、時間はかかりますね」
と話していました。
ですので、お母様にも通塾に際して、週2回の
通塾だけでは足りないので、土日を含め、レギュラー
曜日以外にも来れるだけ来させてください。
とお願いしました。
そして日曜日に入塾の手続きをしましょう・・・という
話になったのですが、
夕方本人から電話があり「今から塾行ってもいいですか」
と・・・。
最初「えっ?」って驚きました。何せまだ入塾手続きも
していませんし、このあとの予定も決めていなかったので。
でも・・・本当に嬉しかったです。
そっか・・・ちゃんと気持ちは伝わっているし、「頑張る」
と言った言葉は本当だったんだなあ・・・と。
私はよく生徒に言いますが、とにかく自分から行動しないと
だめ。言われてからやるようでは遅い。
以前、「塾、明日は休みね」と言ったら、「自習したい
んで、なんとか開けてください」と頼み込んできた生徒が
いました。その熱意に押されて開けることにしました。
実はそういう例はこれまでにもいくつもあります。
うちは個人塾ですから、規則やお休みなど
あってないようなものです。
生徒の熱意があれば、どうにでもします。
ですから、「まだ入塾手続きしてないから」とか
「何も準備してないから」・・・そんなことどうでもよく、
彼女の「がんばるんだ」という姿勢に感動しました。
そして、今まで家でほとんど勉強せずPCばかり
やってると言ってたのに、6時半頃〜10時半頃まで
ずっともくもくと頑張っていました。
生徒の意識なんてそう簡単に変わるものではない・・・
私もそう思います。
でもちょっとしたきっかけで変わるのもまた事実です。
成績が伸びない子というのは、この意識を変えさせる
ことに時間がかかり、なかなか成績を伸ばせずにいた
ので、今回も苦労するだろうなああと思っていました。
「今までこうだったから」・・・私もついそう思って
しまうところがありますが、もっと生徒を信じ、
支援しなければいけないんだということを改めて
教えられました。
とにかく「やる気」があれば今の成績は関係ありません。
今日夕方の小5の授業では、また全体に厳しい話も
しました。ノートのとり方、問題の解き方など・・・。
そして勉強は「できる」ことが偉いのではなく、
自分で考えたり、持っている知識を活かして予想して
みたり、試してみたり、知識をふやしていく努力を
したり、二度と間違えないように意識する工夫をしたり
そんな風になってほしい・・・というようなことを
話しました。
そんな話する暇があったら、もっと問題解かせて
先に進めよ・・・と言われそうですが、なんとなく
純粋な目をした小5の子達を見てたら、いろんなことを
伝えたくなってしまいました。
5月から講師をバトンタッチする予定ですが、勉強に
対する姿勢のようなものをもう少し伝えていきたいと
思ってます。
明日、中2の特訓コースがスタートします。
参加する子、参加しない子・・・私は自分のペースで
構わないと思うのでどちらでも構わないと思ってます。
でも「厳しい」と伝えている中で「参加する」という
意思表示をしたみんなには本気で頑張ってもらうつもり
です。
塾に通えば点数が上がるわけではありません。
特訓コースに参加したから点数が上がるわけでもありません。
でもテストにどう向き合うか、なぜこんなにやらなければ
いけないのか・・・それを生徒たちに考えさせながら
進めていきたいと思ってます。
中2で鍛えられた子は9期生のように中3でものすごい
タフな精神力を発揮します。
10期生も人数は少ないですが、すごいパワーがあります。
中1、中2は授業で私が直接指導することはほとんど
ありません。だからこそ私が直接担当する
この特訓コースで思いのすべてをぶつけていきます。
「名学館に通うと勉強に対する意識が変わる・・・」
そんな風に言われるように努力します。
明日は朝から自習可ですが、多くの学校が授業参観みたい
なので、午前中は特訓コースの資料作りかな。
もし時間ある人はどんどん自習に来てくださいね。
2012年04月20日
生徒に教えられること
posted by じゅくちょー at 23:56| Comment(0)
| 日記
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