2013年07月14日

コミュニケーションビジネスかあ

昨日の保護者面談で、ある保護者の方から
言われた言葉で、「そっかああ」と思った
ことがありました。
今、私がやっているのは形の上では塾経営
で、生徒達の成績アップのために指導して
いる・・・というものです。
もちろん、それはそれで間違いないことなの
ですが、実はそれだけにとどまっていないなと。
塾生、卒塾生とのつながり・・・自分が好きで
楽しくやっていることですが、単発で
終わらず、継続している関係により、その子が
塾に入り、中3の受験までどういう経緯で
がんばり、その結果どんな伸びになっている
かがわかります。・・・まあ、それだけなら
ほかの塾でもしっかり把握しているでしょう
が、うちの場合、卒塾しても関係は続けて
ますから、さらにその先、多くの生徒が
どんな風に成長しているのかも、把握しています。
いくらいろんなことを経験しているとはいえ、
私自身の48年の経験など、大したことありません。
でも、そこに多くの生徒たちの人生の様子が
加わることで、いろんな考え方、価値観、生き方
などを情報として得ることができます。
そしてこの得た情報を、後輩の生徒や保護者の方々
に伝えていくことができます。
いろんな塾・教室を経験した方の話も大事ですが、
同じ場所での定点観測、そして同じ生徒の時系列での
観測ができるというのは塾長が変わらない個人塾の
強みなんだと思います。
私もよく、生徒達に「○○高校に行った先輩は・・・」
などという話をします。
以前、あまりやる気を感じない生徒との面談で、その
生徒が「○○高校に行きたい」と行ったとき、
その高校に行くために、毎日毎日頑張ってた先輩塾生
のことが頭に浮かび、つい「○○高校に行きたい?
ふざけるなよ。○○高校に行った先輩たちがどんだけ
努力したのかわかるか。お前のようないい加減な
勉強してるやつがいけるわけない。○○高校に
行きたいなんて気安く口にするな」と怒ったことが
ありました。
(面談では結構こんな感じ)
もちろん、その生徒が気持ちを入れ替えて、必死に
頑張り始めたのは言うまでもありません。

今年、10周年を迎え、いろんなことを考えるように
なりました。
一番大きいのは塾生・卒塾生そしてその保護者の方々を
大切にすることが一番大事なんだということ。
たとえれば、細い木を育てるのに、先っぽ(新規生)のほうに
ばかり水をやって、焦っている状況だったのが
根っこ(塾生・卒塾生)に水や養分を与えることで、
幹が太くなり、結果的にたくさんの新芽がでるような・・・
今、結果的に新規の問い合わせも出てきていますが、
それはすべて、今いる生徒や卒塾生を大切にしている結果だと
思っています。
ですからこの先も、新規へのサービスはおいといて、
塾生・卒塾生・保護者へのサービスを考えます。

コミュニケーションを大事にする・・・口にするのは簡単だし、
今の私が本当にできているかと問われれば、答えに
つまってしまいますが、かかわった生徒達のことはいっぱい
いっぱい応援し、大好きでい続けます。

巷では3連休ですが、うちの塾はもちろんすべて開けてます。
こういうこともコミュニケーションの一環・・・のつもりです。
posted by じゅくちょー at 12:45| Comment(0) | 日記
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