2019年10月24日

書道家

昨年、ベネッセ時代の同期で楽書家の

今泉岐葉さんに来ていただき、書道

パフォーマンスをしていただきました。

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時に、うちの塾生は昔から書道が得意

な子が学年に必ず一人はいます。

10期生の時から彼女らに様々なお願いを

するようになりました。10期生Mちゃんには

「生徒募集」を書いてもらったり

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「のど自慢」の際の「父」「娘」のプレート

をダブルMちゃんに書いてもらったり

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バス広告のための「名学館」の文字を

8期生のCちゃんや

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13期生のAちゃんに書いてもらったり

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入試近くになると

恒例の「全員合格」の書。

13期生のAちゃん

14期生のRちゃん

15期生のHちゃん、Wちゃん

16期生のHちゃん

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私自身、書道は全然なので、こうやって

書ける生徒を本当に尊敬していますし、

こうやって私からのお願いにも快く

引き受けてくれる生徒がいる・・・

本当に幸せなことです。

今の中3にも書道習っている子がいるので

すでに私の中ではお願いする予定があります。(笑)

あ、ちなみに昨年は美術部の子がいたので

Tシャツのデザインも頼んじゃいました!!

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posted by じゅくちょー at 11:00| 振り返り

2019年08月02日

高専ガール

うちの塾は16年で電波高専を含め

仙台高専に進んだのが6人。

しかも今のところ受験していた生徒は

全員合格しています。

その中で唯一女子で高専に進学したのが

14期生のSちゃん。

Sちゃんは中学生に上がるときに関東から

引っ越してきて、中1入学時に入塾して

くれました。

お母様が熱心かつフランクな方でしたが

Sちゃんがおとなしそうな、かよわそうな

そんな女の子だったため、はたして

うちの塾でやっていけるかどうか、そちら

のほうが不安でした。

自宅から富中まであの重いカバンを背負って

通学するだけでも大変だと言ってました

から・・・。

でも人間、見かけによりませんよね。

課題の追試などで何度も私に怒られましたが

ぐっと唇をかみしめ、頑張ろうとして

いる姿を見て「こいつは根性ある」と思い

ました。

きっと仲間の存在も大きかったのかもしれ

ませんし、陰でお母さまの支えがあった

のだと思っています。

勉強の方はと言えば、数学が得意なものの

全体的にはなかなか伸びず、本人も苦し

かったと思います。

そんな彼女が中3になり選んだ道は

仙台高専のT類・・・情報系の学科です。

これにはさすがに驚きました。

どう見ても男子の多いザ・理系の環境で

果たして彼女がやっていけるのか・・・

確かに建築の方には女子が多いですが。


それでもオープンスクールの後、夏の

面談の際にも心が固まったようで

その後、一切揺るぎませんでした。

すごくおだやかな癒し系の子なのですが

それだけ積極性もなかったためか、

評定は4を切っているため、推薦は受けられ

ない。だとしたら一般入試で勝負する

しかありません。

うちの塾では十分に高専の対策をして

あげることができません。

むしろ、高専を受験する生徒は自分で

過去問をまわし、積極的に動いていか

なければ合格には近づけません。

しかし、彼女は私がそんなこと言うまでも

なく、数学を中心に過去問にどんどん

取り組み、高専レベルの問題もこなせる

ようになっていました。

若干傾向の違うみや模試では苦戦し続け、

結局高専のB判定は一度も取れない

ままでした。

でも彼女は受験を迎えるころには本当に

見違えるようにきりっとした目になって

いましたね。

入塾時に見た弱々しい目ではありません

でした。

ですから背中を押してあげることができた

のかもしれません。



高専は日程が違うため、高専受験者のため

だけの壮行会も行います。

もちろんみんな集まって彼女を激励しました。

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そして無事合格!!!!!

彼女の嬉しそうな顔は今でも

忘れられません。

講習や模試の時も一番前の席で頑張って

いたSちゃん。

高専でもやりたいことができているようで

充実した顔をしていました。

14期生が大学受験で頑張っている中、

楽しくやっていることと思います。

彼女は高専が合っていたのでしょうね。

来年、14期生の高校卒業お祝い旅行も

計画しているので、中学卒業時の旅行

に来れなかったので、その時にまたいろいろ

語りたいなと思います。



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2019年07月20日

会いたくない・・・

さすがに16年もこの地で塾をやっていると

卒塾生や保護者の方にお会いすることが時々

あります。


いいんです、路上であったり、飲食店で会ったり

するのは・・・。

でも、会いたくない時というのもあるものです。

前に卒塾生のAちゃんが私のかかりつけの病院で

先月から医療事務の仕事をしていると書きました。


前回行った時は入ったばかりで受付で先輩に

教えてもらってる姿を見ただけでした。

1ヶ月たち、昨日病院に行く日・・・

会わなきゃいいなあと思いつつ・・・。



病院について、受付を見ると、別の方。





セーフ・・・。






第一関門クリアです。

もしかしたら、今日休みなのかもしれないな。






なぜ、こんなにビビっているかと言うと


私の通っているのが







泌尿器科だからです。







わかりますよね。



受付の方から「お願いします」と言って

紙コップを渡され・・・


もう、Aちゃんにそれやられたら死ぬわ。






まあ、病院ですから、何も恥ずかしがることは

ないのですけどね。


そんなこんなでのんびりと名前呼ばれるのを待って

いると「あがつまさーーーーーーん」と聞き覚え

のある声。





あ・・・・・


いたんか。





目で挨拶をして、診察室へ。


先生からいろいろ問診を受け・・・










ちょっと待て。






なんでお前もここにいるの。



ちゃっかり先生の後ろに座っているし。








めちゃ答えにくいんですけど・・・







確かに転職時に、「どんな仕事するの?」

と聞いたとき、受付以外にも先生やナースの

サポートをするようなことを言ってたが・・・。





内科や歯医者なら許せる。



でもさああああああ・・・。



まあ、恥じらう歳じゃないのですけどね。


もう開き直りしかないね。





チラチラこちらを見てるし。


今更病院を変えるわけにもいかないし、


毎回こんな思いするのかと思うと憂鬱だわ。





でも、テキパキと頑張ってたな。



卒塾生が社会に出て頑張ってる姿を見ると

自分も頑張らなきゃって思いますね。

Aちゃん、ガンバレ!!





たまには軽いネタで失礼しました。




























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2019年07月17日

塾で人は変わる〜Mちゃんの場合〜

私の中で塾は自分の弱いところを変える

きっかけになる場所だと思っています。

今日は11期生Mちゃんの話。

Mちゃんはあの震災からわずか1か月後、

元気をなくしている娘さんに変わる

きっかけを与えたいという親御さんの

思いで、中1のときに入塾してくれ

ました。

第一印象はまじめそうなおとなしい子。


実際、そうでしたけどね。

うちの塾生、みんなそうですが、入塾して

最初の難関は「課題の多さ」。

けして多すぎるわけではないのですが、

締め切りのある中、自分でスケジュールを

立て、コツコツやっていかなければ終わ

らない量であることは事実。

彼女もいい加減にはできない性格

でも、ハードな吹奏楽部。当時は今より

部活も大変でしたからね。

見ていてもわかるくらいアップアップな

状態でした。

でも人間、慣れていくもので、一時は

嫌になって投げ出してしまうのではない

だろうかと心配になりましたが、

いつの間にか自分で時間をうまく回せる

ようになっていきました。

これが一つ目の変化。



そして、朝・・・

うちの塾生にとって、「朝塾」の活用が

自分を変えるきっかけになるのは

間違いありません。

Mちゃんの親がそもそも早起きだった

ということもあり、特に中3になって

からは毎日、朝塾を活用してくれていました。

そのおかげで、Mちゃんは今でも早起き

の生活を送っているそうです。

Mちゃんのように、うちの塾の朝塾の活用

がきっかけで高校、大学、社会人に

なってからも早起きの生活を送っている子

の話を聞きます。


保護者の方からお話を伺っても、自分の

子どもの悩みの一つに、「朝なかなか

起きないこと」というのがあります。

朝起こすストレスがなくなるだけで、親御

さんの気分も大きく変わっていきます。

とにかく、Mちゃんは朝塾を最大限に

活用し、すっかり朝型人間になりました。




そして彼女の一番の悩み、問題は「数学」。


定期テストではある程度とれても、模試に

なるとなかなか取れない。

本人にも強い苦手意識があるようでした。

ちなみに中3最初の7月模試の数学が36点。


力はあるのになかなか成績が上がってい

かない原因がここにありました。


しかし、彼女はしっかり数学と向き合う

ことを始めました。

結局、苦手なものを苦手なままにするか、

きちんと向き合うかで大きく変わって

きます。

この当時は言ってませんでしたが、いわゆる

苦手教科への「愛」!!!!

これが必要なんでしょうね。

そんなMちゃんの数学の得点は

8月模試 49点

9月模試 54点

10月模試 62点

11月模試 51点

12月模試 54点

1月模試 67点

2月模試 77点

数学を克服したとは言えませんでしたが

彼女なりの努力があり、私が見てても

だいぶできるようになった実感がありました。

でも一番大事なのは、自分と向き合うことが

できるかどうかなんですよね。

彼女は無事、志望校に合格しました。

高校生活も忙しくなる中、

高校に入学した彼女から一つの提案が

ありました。


「朝塾、利用させてください」

彼女は受験終了とともに卒塾しましたが

朝塾は塾生だけでなく、卒塾生も無料で

利用できます。

しかし、高校生で、朝塾を活用する子は

ほとんどいません。

通学に時間がかかったり、あるいは高校も

早く開いているので、学校で勉強できたり

しますからね。

しかし彼女は仙台南高校。

朝8時くらいに出ても余裕で間に合う。

そこに目を付けたのでしょうね。

「毎朝、数学をやりたい」「教えてもらえま

せんか」と。

私は塾では主に中3を教えていて、高校生の

勉強からは遠ざかっていることもあり、

不安はありましたが、彼女の真剣な眼に

了承しました。

学校の課題や予習でわからない問題を

どんどん聞いてきました。

私も高校時代は数学得意の文系だった

ので、ある程度は対応できましたが

忘れているところもあり、難しそうな

問題には前日の夜に写メで送ってもらい

翌朝解説するということをやっていました。


そんな活用していいの?と思われた方も

いるかもしれませんが、塾の活用、

塾長の利用にきまりはありません。

自分がこうしたいと思えば、まずは

言ってみることです。

生徒から熱い思いで頼まれれば、嫌とは

言えません。

なんでもそうですが、やりもしないのに

「無理」と決めつけてしまったり

「きっと〜だろう」と想像して何も行動

しなかったりするのはもったない話です。

Mちゃんの朝の数学タイムは私の日課に

なりました。

高校生の数学は深いですよね。

たまにはすぐに解決できなくて一緒に考え

たり、答えがなくて、自信のないまま

だったら、翌日「あの答えであってました」

と嬉しそうに報告してくれたり・・・。



プチ自慢ですが

私、センター試験(当時は共通一次試験)

で現役の時は数学200点満点

一浪した時は1問ミスの196点だったのです。

併願で受けた法政大学でも数学満点でした。

(得点結果が学校に送られてきた)

あの頃は数学を解くのが楽しくて仕方なかった

感じですね。

(でも理科が苦手なので理系は無理でした)


そんなわけで、昔を思い出しながら一緒に

数学を克服していきました。

その後、彼女は高校で数学が得点源になるほど

数学が得意になりました。

苦手を克服、そしてそれを得意科目にする

努力の結果ですよね。


彼女は現在、横浜の大学に通っています。

今年の成人式の時もそうですが、仙台に

帰省の折には必ず時間を作ってくれます。

大学1,2年生の頃は帰省の時に講師のお手伝い

もしてもらっていました。

今は英語を頑張っているようですが、先日

話したときに「中3の時に塾長からもらった

プリント、今でもとっておいてるんですよ」

と言ってました。

「今更どうすんの?」と聞いたら

「いや、英語のルールとか、高校でも役に

たちましたし、今でも役に立ってます」

という嬉しい言葉をもらいました。


今年の夏は11期生とナイター観戦に行く予定

です。日中、ボウリングでもして、夜は

ボックスシートでビール片手にナイター観戦。

みんな集まってくれるといいな。



苦手なものと向き合い

愛をもって取り組む・・・


これですね。












posted by じゅくちょー at 11:00| 振り返り

2019年07月16日

絶対、二華

生徒たちに対し、よく「早く目標を決めて

それに向かってがんばろう」という話を

します。

生徒の中には受験校がなかなか決まらず

ぎりぎりまでふらふらしている生徒がいま

す。一方で中3になる前から、ここの高校

と決めてる生徒もいます。

今日話題にするのは、そんな生徒の一人、

7期生のKちゃん

彼女が入塾したのは中3になる前の春休み。

某大手塾に通っていたのですが、なかなか

成績が伸びず、家の近くのうちの塾に

転塾してくれました。

入塾時の面談で、「もう中3になるし

志望校は決まってるの?」と聞いたら

何の迷いもなく「二華です」と。

二華以外考えられないという感じでした。

その強い思いに圧倒されて理由を聞くのも

忘れたくらい・・・。いや、いまだに理由を

聞いてなかったかも。(笑)

彼女たちの代から学校名が変わり、共学に。

優秀な女子が一高に行くので倍率が下がる

かとも思われましたが、なんとも予想

つかぬ状況。

推薦で行ければよいのですが、推薦で

いけるほど評定が高いわけでもない。

それでも彼女の熱い思いは感じました。

何せ、その3年前に噂のK子が合格して

ますからね。

部活でも区で優勝するくらいの実力者

ピアノもうまい

スーパーガールのように見えましたが、

成績はあと一歩。

模試でもB判定にはいくもののAは1回も

出せず、Cもある・・・という中途半端な

状況でした。

それでもとにかく彼女は毎日、塾、塾、塾。

家が近かったということもありますが

朝塾来て直塾して、夜までずっといる

時にはお風呂入って戻ってくるということ

もありました。

彼女の体験談がエキテンというサイトに

載ってます。

彼女の文章力もあって、なかなか面白い

ので紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

7期生です

わたしは中3で入りました

中2くらいまで別の大手に通ってましたが

大手<<<<超えられない壁<<<<名学館

こんなかんじ


名学館は少人数制なので

とてもアットホームなかんじがします

学校の帰りに塾にいったら

「おかえりー」

と塾長が迎えてくれます

私はもう学校にいかないで塾に毎日いって

ればいいんじゃないかとさえ思ってました

(塾長にとめられましたが)

講師の先生も塾長もとても近くにいます

しかし怒った塾長は怖いです

私は怖いので怒られるようなことをしない

ようにがんばったので記憶が正しければ本気

で怒られたことはありませんが

ほかの人がうっかりしたときに怒られているの

をきいているときはとっても怖かったです(笑)

でも、感情に任せて怒ったりはしません

「そりゃ怒られるわ」

という行動をとったときに怒られます

宿題をしてこない、不真面目

と、当たり前のことをしないときにね

でも宿題はほかの塾より絶対多いです

やってこないと怒られるので、結果勉強を

強要されることになります

しかしながらそれくらいの勉強量ではないと、

合格なんて無理です

天才なら話は別ですが、世の中に天才なんて

そんないません

「だから、つべこべ言わずにやるしかない

勉強のやり方がわからない、とか、そういう

の関係なくて、とにかくやるしかない」

っていうのを教えてくれるのが塾長であり

名学館です

私達の代はそれで9割型成功してます

『朝塾』というのも名学館独自です

「あけてください!」

といえば早朝6時から開きます

「まだ残りたいです!」

といえば日付越えても開いてる時あります

少人数なぶん、生徒の思いも伝わりやすいです

ここまできて塾長が怖いみたいなイメージ

しかありませんが

そんなことはありませんいや怖いけど

楽天が好きです、いろんな話ができます

あとたぶんかわいい女の子が好きです

芸能人のこととかも、意外と知ってたりし

ます

「あの子かわいいよね…!」

みたいな話も普通にします

そして物知りです

なんでも知ってます

急にふってもボケてくれるときもあれば

何も言ってないのに勝手にボケてくれた

りするときもあります

私達がボケたらちゃんとつっこんでくれます

そんな人です我らが塾長は

長くなってしまいましたが

本気でがんばりたいなら、どんな大手よりも

名学館だと思います

塾長の教え子なのにこんな文しかかけないの

がとても申し訳ないですが

わたしは名学館に通って、今、とても楽

しいです

とっても楽しく過ごしています

名学館に入ってよかったなって、今も思うし、

大人になってもずっとずっと心に残るんだろ

うなって思います

迷っているなら、絶対絶対名学館をおすす

めします!


本当にもったいないくらいの話です。

そんな塾大好きKちゃんは模試の判定が

どうだろうと、倍率がどうだろうと

「私は二華を受ける」という強い気持ちを

もっていました。

実は入試直前の冬にお父様の転勤が

決まりました。

お父様としては家族で・・・と考えて

いたらしく、いろいろ相談も受けました

が、彼女が出した結論は「仙台に

残ってでも二華!!!」と。

そんなわけでお父様は単身赴任・・・。

男親としてなんか胸が痛みましたが

本当に彼女の意思は強かったですね。

結果・・・




結局A判定が出ないままだったので

不安もありましたが、思いは強かった

のでしょうね。

見事合格しました。



数学が苦手だった彼女

入試が終わった後「どうだった?」と

聞いたときに

「塾長、聞いてください、関数の問題

・・・勘で書いたやつ当たりました」


・・・・・・・・・・・


そんなやつです。





二華を卒業後、家族で九州に引っ越し

彼女も福岡の大学に進学しました。

今は大阪の製薬会社で営業の仕事を

やってます。


仙台には縁がなくなってしまいましたが

成人式の時、大学卒業前、

そして昨年と仙台に来た時には必ず

声をかけてくれます。

仙台を離れても楽天好きのようです。

彼女のことを考えると、志望校への愛

・・・これが大事だなと思います。

今の中3生にも「ここしかない」という

高校を見つけてもらい、愛を持って

受験勉強に取り組んでもらいたいと感じます。






posted by じゅくちょー at 11:00| 振り返り

2019年07月13日

ベラハ

名学館ファミリーなら知らない方はいませんが

実はうちの塾にはベランダハウス・・・

通称「ベラハ」があります。

「テラスハウス」じゃないですよ!!

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3年前、現高3(14期生)が中3の時、気分転換にベランダ

で勉強し始めたところ、いつの間にかベランダに

居座るようになり、結局机やいすを置き、

固定席を作るようになりました。

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まさかの展開ですが、斬新な発想、塾では

決められた場所でしか勉強しなきゃいけない

という固定観念をとっぱらえるのってすごいこと

だと思います。

私はもともと頭のねじが足りていないので

超くだらないことでもやっちゃいますから

こういう発想は大好きで応援したくなります。

ということで、始めたものの秋になり

寒くなってきたのでさすがに教室に戻るだろうと

思いきや、厚着をして外で勉強し続ける・・・

「外のほうが集中できます」と。

まあ、やりたいというやつを止めるわけにもいかない。

かといって健康面も心配だ・・・

ということでビニールハウスを設置。


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サイズが合いそうなやつをネットで探して・・・。

普通やります?こんなこと?

自分でやっておきながら、笑っちゃいます。

冬には電気ストーブも用意し・・・

途中さすがに寒くて教室に戻ってきた生徒も

いましたが、結局YちゃんとRちゃんが

入試まで頑張ったという・・・。

ここに初代ベラ女誕生となったわけです。

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↑Yちゃん、Rちゃんの頑張る姿


Yちゃんは仙台一高

Rちゃんは仙台二華にそれぞれ合格

そうなると、それに刺激を受けた後輩たちも

続くわけですわ。

15期生、16期生と2代目、3代目ベラ女が

誕生!!!!

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↑15期生

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↑16期生

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↑ベラ女のおきて

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↑ベラハ内部

まさに自分たちの棲家として朝も夜も

がんばっていました。

15期生の時には台風が直撃し、ベラハ

崩壊の危機もありましたし、雨でベラハ浸水

もありました。

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↑台風直撃でベラハ崩壊

ベラハ崩壊の時にはベラ女たちが募金活動を

おこない、新しいベラハ誕生しました。

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↑ベラハ再建に向けた募金活動


こういうちょっとふざけたことにも真剣に

協力して下さる保護者の方、卒塾生は

大好きです。

以前、卒塾生の一人が名学館のベランダ

にあるビニールハウスから明かりが見える

と心の中で「ガンバレ」って応援してますと。

私は「塾だからこうでなきゃいけない」という

思いはありません。生徒から提案があり、

おもしろい、なるほどと思えばどんどん

協力します。

まあ、ベラハは想像を超えていましたが。


ちなみにベラハのことが話題になっていた時

Yちゃんのお兄ちゃんで12期生のH君が

「外で勉強始めた元祖は俺ですよね」と

言っているというのをYちゃんから聞きました。

まあ、確かにH君も暗記するときベランダに出て

ぶつぶつ言ってましたからね。

でもそれを元祖と認めていいかどうか。

一応非公認で、自称「元祖ベランダ勉強第一号」

ということになっています。(笑)

今年の中3はまだベランダ希望者が出ていません。

ベラハ終了か・・・?

どうする17期生??????

posted by じゅくちょー at 12:10| 振り返り

2019年07月12日

夏女Kちゃん

今月21日名学館恒例夏フェスが始まります。

あ、夏フェスとはうちの塾の「夏期講習」の

呼び名です。

夏期講習というとなんか固い感じがしますし、

全然楽しそうじゃないですよね。

「あ〜あ、今年は受験生か〜」
「夏なんだし、フェスでも行きたいなあ〜」

・・・・・・・・





どうぞ





名学館「夏フェス」へ・・・

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さて、中3生には毎年60時間の講習+復習のための

40時間演習タイムを設けています。

さらに夏休み中も通常授業もあります。

そう考えるとお盆休み期間やオープンスクールや

面談を除いても最低150時間は塾で勉強できます。

というわけで、中3はこの夏「150時間以上塾ごもり」

をめざします。

他の県の方にとっては「短い」と感じる方もいら

しゃるかもしれませんが宮城の夏休みは短いのです。

仙台の中学は8月20日頃から学校が始まります。

というわけで、夏フェスも8月11日までになっています。

さて、そんな夏フェスで今まで一番長く塾ごもりを

したのが今の高3、14期生のKちゃん。

もともとKちゃんは一番を目指すという勢いで頑張り

ましたからね。

今年より夏フェス期間が3日多いので、単純には比べられ

ませんが・・・

彼女の25日間の塾での勉強時間・・・273時間30分

では内訳を見てみましょう。

(1日の塾での勉強時間。もちろん食事時間等は除きます。

講習、自習、演習タイム、通常授業、模試)

7月21日 13時間
7月22日 11時間
7月23日 10時間
7月24日 8時間
7月25日 12時間
7月26日 11時間
7月27日 12時間
7月28日 8時間
7月29日 9時間
7月30日 12時間
7月31日 8時間
8月1日 13時間
8月2日 12時間
8月3日 12時間
8月4日 11時間
8月5日 9時間
8月6日 12時間
8月7日 11時間
8月8日 12時間
8月9日 12時間半
8月10日 12時間半
8月11日 11時間半
8月12日 12時間半
8月13日 8時間
8月21日 10時間半
合計273時間半

10時間なんて当たり前です。

固定席で本当に集中して頑張っていました。

最終的に偏差値が大きく上がった

わけではありませんが、私が推奨する

「勉強体力」と「集中力」は間違いなく

つきましたね。

彼女は結局、仙台三桜高校に進学しました。

でも、K子(なぜか呼び捨て・・・笑)や

M君もそうであったように高校受験がゴール

ではなく、その先にどう活きていくかが大事です。

この夏の頑張りは間違いなく自信につながります。

塾ごもりのおかげでゲームやスマホから自然に

離れられた子もいます。

塾で勉強して家ではゆっくりするというルールに

したので家でも喧嘩することが無くなったという

例もあります。

Kちゃんを目標に自分の限界にどこまで挑戦

できるか・・・

私は夏フェスの始まりをワクワクしながら待って

います。

昨日13期生のS君が遊びに来ましたが

「もうすぐ夏フェスですね。今度差し入れもって

きますね」と。ふつうに「夏フェス」という

言葉を使ってるあたり、さすが名学館ファミリーです。







posted by じゅくちょー at 12:00| 振り返り

2019年07月11日

最大の変化をした男H

卒塾生の話を取り上げるようになり、

K子ちゃんやM君など、本人自ら動きだした

生徒がいる一方、なかなか動き出せない生徒も

いるのは事実です。


その代表格の一人が8期生のH。

中1の夏に入塾しましたが

宿題を忘れる
小テストの勉強はしてこない
授業中居眠りをする
反抗的な態度をとる
おしゃべりをする

現在、入塾時にこういう生徒は退塾を勧告することが

あると明記している内容はほぼ当時の行動をもとに

決めていると言っても過言ではありません。


今では問題になりそうですが、ゴミ箱蹴飛ばしたり、

カバンを外に放り投げたり・・・と私も毎日のように

怒っていました。

(女子の中にも手のかかる子がいましたし、一番

怖かった時期かもしれません・・・)

私は何度も退塾勧告をたたきつけました。

でも・・・「やめない」と。

私も結局最後はその言葉を信じました。

うちの塾は「縁」「つながり」を大切にする

せいか、妹さん、弟さんの入塾・・・という

ケースが多いのです。

彼も6期生のお姉ちゃん(Cちゃん)がいました。

部活と勉強をしっかり頑張る子で、最終的には

スポーツ推薦で高校に進学しましたが、勉強も

手を抜かず、礼儀正しい子でした。

昨年、Cちゃんには結婚式にも招待いただき、

幸せそうな笑顔を見ることができました。

さらに言えば、Hのお母さまも物腰の柔らかい

本当に優しい方で、ある時期、なかなか生徒が集ま

らないとき(どこから聞きつけたのか)私に

メールをくれ「塾長が困っているなら、

家の近隣にポスティングしますよ」と言って

くださいました。

もちろんそんなことさせるわけにはいきませんから

丁重にお断りしましたが、涙が出ましたね。

あの言葉は一生忘れないでしょうね。


きっと私も無意識のうちにお母さまやお姉ちゃん

の姿が浮かび、放置できなかったのかもしれません。

最終的には私の思いを感じたのか

中3で部活を引退したとたん目の色変えて

勉強するようになりました。

Hの模試の偏差値推移
中1・1月 37
中1・3月 41
中2・8月 38
中2・1月 40
中2・3月 45
中3・7月〜
44→50→55→52→50→57→53→56

結局偏差値を20近く上げたことになります。

彼は仙台東高校から東北学院大に進みました。

大学在学中も勉強とバイトを頑張っており、

ある時バイト先に行って、話をしました。

「おまえ、バイトばっかりやって遊んでるんじゃないのか」

と茶化したら

「いや、全然遊んでないですよ。親にだいぶ迷惑を

かけたので、バイト代はほとんど授業料に充ててます」と。

バイト先でもみんなから信頼されているようで

いい笑顔でした。

現在千葉で大手住宅メーカーの営業をしています。

今年の春に東京に行ったときにHと会いました。

大事なプレゼンを翌日に控えていたにも関わらず、

千葉から駆けつけてくれて、飲みに付き合って

くれました。

彼は車だったので飲めませんでしたが、

仕事のことや当時のことなど懐かしく語りました。

「本当にあの頃はバカでした。塾長には感謝しか

ありません」と。

そして「今日は僕におごらせてください」と

私の支払いをかたくなに断りました。

「やっと念願がかないました。働くようになって

塾長におごることが夢でした」

そんなことを言ってくれました。

最後がっちり握手して再会を誓いました。

人間、先のことはわかりません。

一生変わらないやつもいます。

でも、ちょっとしたきっかけ、ちょっとした

出会いで人は変わる・・・そんなことを感じる

彼との出会いです。

彼はおととしの冬に中3生に話をしてもらいました。

その時に彼が言った言葉

「妥協しても何も変わらないから妥協しない」

そんなことが言えるようになったんだ〜と感心

しきりでした。









posted by じゅくちょー at 08:06| 振り返り

2019年07月10日

これまた伝説の男M君

前に書いたK子さんの話が意外に反響が

大きく、保護者の方から、「子どもに見

せてます」とか面談の際にも「目標をもつ

って大事なんですね」などK子ブーム。

こりゃ、仙台に帰省した時、講演してもらう

しかないな。(半分本気)


さて、やはり名学館で学んだ生徒たちのこと

って保護者のみなさんも気になるんでしょうね。

私も気になりますし、生徒たちには「君たちの

ことは一生応援するから」と言ってますからね。

以前「どっちの一生ですか?」と突っ込んだ

生徒がいましたが、当然私の一生ですから。(笑)



さて、今日の話はK子と同期のM君の話。

今年の春に新中3、新高1の子たち向けに

話をしてもらったので、ご存知の方も

いらっしゃるかもしれませんね。

彼はこの4期生の中では一番遅い入塾で

中2の終わりに入ってきました。

彼の第一印象は・・・

うるさそうなやつ・・・

本人曰く、「人を楽しませるのが好き」らしいの

ですが、緊張するはずの体験授業の日から

調子にのって騒ぎ始めました。

当然私は彼のところに行って注意・・・・・






しようと思ったら




土下座してる・・・


私の動きを敏感に察知したようで、私が怒る

前に土下座。

今、こんなことできる中学生いますか?

一応怒りましたが、彼の行動力にはちょっと

目を見張るものがありました。

まあ、この「体験授業土下座事件」はうちの

塾の伝説になっていますけどね。




さて、そんな出会いでしたが、彼は入塾して

以降、本当にまじめに頑張りました。

彼にはお父さんと同じ道、エンジニアになりたい

という夢がありました。そのためには県工

に進学することだと。

この代は14人中女子が10人という圧倒的な

女子王国。

それだけに男子の団結力は相当強いものでした。

毎日自習に来てましたが、男子の中に

なかなか自習に来ないやつがいたんですよね。

そいつの家に行ったり、学校でそいつの

教室まで行って「てめえ、自習に来いよ」

と脅していたそうです。(今では笑い話)

しかし、彼の学力では目標としている県工の

情報技術科は厳しい。模試の判定も1回も

B判定が出たことありませんでした。

それでも私が指示した教材をひたすら反復し、

当時は朝塾をまだやってなかったので

保護者の方の許可を得て、11時、12時まで

塾で頑張ってました。

結局、最後の模試まで1度もB判定は出ません

でしたが、K子と同じで「絶対に受かります」

という彼の言葉を信じ、受験することになりました。

結果






無事合格




電話口の喜びの声に私もウルウル来たのを

今でもはっきり覚えています。

めでたし、めでたし・・・

といきたいところですが、彼の話はここか

らが本番。

県工では専門分野を学びながら勉強も頑張る

そしてなんと、彼は初心者ながらサッカー部

に入るという・・・。

ご存知の通り県工は公立高校ではトップクラスの

サッカーの強豪校。

彼の在学中も全国大会に出場してますからね。

毎日くたくたになるまで練習し、それでも

頑張り続け、評定をとり、見事に指定校で

東北学院大に進学しました。

名学館でたくましい精神力とあきらめない

強い気持ちがついたのでしょうね。

そして月日は流れ、20歳の成人式を迎えたとき

彼は考えたそうです。

「あれ? 大人になったと言われるけど、俺が

小さい頃に思い描いていた大人とは違う。

全然何も知らないし、何もできない・・・

単に子どものまま体が大きくなっただけじゃないか」と。

まあ、普通はそんなことすら考えないのでしょうけどね。

そしていろんなことを考えた結果、将来のことを

考えれば「英語」が必要だと考え、留学すること

を思い立ったそうです。

親に迷惑をかけられないからとアルバイトを重ね、

お金をためて、留学へ・・・。

ちらちらそんな話を聞いていたので、「おまえ、

中学の時、英語全然できてなかったけど、

大丈夫なの?」と聞いたら「何とかなりますよ」と

めちゃくちゃ前向きな考え。

実際、ほとんどできてなかったそうです。

それでも土下座事件に見られたように、考えるより

行動をするタイプですから、何とかなったんですね。

それをきっかけに語学力をつけ、持ち前の

前向きさと人を楽しませたいという根っからの

性格もあって、プレゼンテーション力はピカイチ。

就職活動もほとんど落ちることなく、あっさり

外資系の会社の内定をとるという・・・。

今はアメリカと日本を行き来しながらエンジニアと

して大活躍しています。

毎年、仙台に来た時には必ず塾によってくれて

「何か塾生に話しましょうか」と言ってくれます。

この春も新高1、新中3の子たちに話をしてくれました。

彼は「お世話になった塾長に恩返しをしたい」と

いつも言ってくれ、忙しい時間をぬって、飲みにも

誘ってくれます。

前に将来のことを聞いたとき「苦労かけた親に幸せ

になってほしい。そのためにがんばってる」というの

を聞き、やはり自分より周りの人のことが第一なんだあ

と感激しました。

彼は実は

kindle版(電子書籍)ですが、

本も書いています。もしご興味ある方がいらっしゃい

ましたら、ぜひご購入してみてください。

(これは宣伝ですが、私にはお金は入りません・・・笑)

https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%81%AB%E8%AA%AD%E3%82%80%E3%80%81%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E7%82%BA%E3%81%AE%E6%9C%AC-%E5%A4%96%E8%B3%87%E7%B3%BB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E8%B4%88%E3%82%8A%E7%89%A9-%E9%AB%98%E6%A9%8B-%E5%8C%A1%E6%99%B4-ebook/dp/B01NAC8W5R

中学生、高校生はもちろん大人の方にも読ん

でもらいたい内容です。

あの土下座事件からは考えられなかった彼の

成長ぶり。

私は生徒たちを見ていて、どんなふうに成長して

いくのだろうなと将来を楽しみにしています。






posted by じゅくちょー at 13:42| 振り返り

2019年07月08日

伝説の女K子

振り返り 第2回

今日の午後の部は伝説の女、4期生(K子)の話。

彼女との出会いはさかのぼること15年前。

中1でうちの塾に入ってきて、第一印象は

「やたら元気だああ」・・・・

そして・・・・・・・・・・・




いや、それしか印象になかった。(笑)

成績も普通・・・

むしろ伸び悩みが続いている状況。

そんな彼女も中3になり、受験生活突入。

中3最初の模試(7月)の偏差値は49。

塾内でも13人中8位。

数学39点、英語34点・・・


だーーーーーーーーー

これは何とかせねば

とこっちが思っても当の本人に危機感なし。

志望校は?と問えば「南高校あたりで」

は?南高校って偏差値57(当時)でようやく

B判定が出るんですけど・・・

彼女自身、明確な目標も見えてなかったようで。

そんなこんなで夏期講習の時期。

中3メンバーほぼ毎日塾で頑張っていました。

そしてその年の甲子園は決勝で田中マー君の

駒大苫小牧とハンカチ王子の早稲田実業の決勝戦

がありました。

延長18回で引き分け再試合になった日、生徒た

ちからの要望に負け(今ではそんなの却下ですね)

教室でテレビで甲子園を見ることに・・・。

結果はご存知の通り早稲田実業が勝って優勝。

よし、切り替えて頑張ろう・・・とテレビを

消したとき、K子が「塾長、私、早稲田に行くわ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

え?

何ですと?


最初、何を言ってるのかわかりませんでしたが

どうやら、ハンカチ王子に一目ぼれしたらしく

斎藤投手が早稲田実業から早稲田大に行くのは

情報として知っていたので自分も同じ大学に

通いたい(彼が4年の時、彼女が1年)ということ

らしい。


「塾長、どうすれば早稲田行けますか?」

とすがるような眼をして迫ってきたのです。

「え? いや・・・まずは進学校に行くことだよな」

「わかりました、二女に行きます」

当時は学区制があり、男女別学だったため、

我々南学区で女子のトップは第二女子高(現

仙台二華高)だったのです。

「でもさ、二女って偏差値62でやっとB判定

だよ。うちの塾で一番のMちゃんでやっと二女高

B判定なのに」

でも彼女の耳に私の声が届かないのか

「行きます」と断言。



「よし、頑張ろう。そのかわり本気でやれよ」

そこからです。彼女の意識が変わったのは・・・。

放課後、誰よりも早く塾に来て勉強。

夜家に帰ってからも遅くまで勉強・・・。

秋の面談の時にはお母さまから「こんなに

勉強して大丈夫ですか」と心配されたほど。

私にとって親が勉強しすぎで

心配するというのは初めての出来事だったので

ほんとビックリ。


どうやら一時は食事もとらずに勉強していた

らしく、体重も5〜6キロ減ってたようです。

一時の感情と思ってましたが、彼女の思いは

本気で、

9月の模試 偏差値55まで上げました。

その後も

10月の模試 57

11月の模試 57

ときて、12月の模試でなんと偏差値63

念願の二女高B判定までもっていったのです。

49だった偏差値が63に・・・・。

周りのみんなもビックリ!!

愛の力おそるべし・・・。


1月の模試でも偏差値62と連続でB判定。

とはいえ、評定もそんなに高くないし、

不安要素もありましたが、彼女の

「二女に入って早稲田に行く」という

強い思いを信じ、入試に送り出しました。

結果・・・


「合格」!!!!!!!!!!


この年は生徒数が少ない厳しい時期でしたが

K子を含め二女高受験者5人とも全員合格。

奇跡・・・・

いやあの努力を振り返れば当然の結果。

やはり目標をもつと人間信じられないくらいの

力を発揮するのだとわかりました。


その後・・・・・・

気になりますよね。


二女に進んだ彼女に久々に会った時

「塾長、私、青学入ってCAになる」と。

「あれ?早稲田は?」

「もう、いいです」

高校受験の時のように大学受験も必死に

頑張っていたようです。

ただ残念ながら青学は不合格。第二志望の

大学に進学しましたが、そこでも頑張って

見事にCAの夢を叶えました。

海外を飛び回り、先日、退職、そして結婚。

いやあ、ほんとすごい子。

そして大好きな子です。

先日はお母さまが弟君(卒塾生、銀行マン)

と一緒に襲来。

K子の話で盛り上がりました。

今はIT企業の社長秘書をやっているとのこと。

「塾長、今度仙台に帰った時は結婚祝いに

焼き肉おごってください」

そんなメールが来ました。

当時のこと、懐かしく話したいぞ。

彼女の話は今でも時々生徒たちに話し

てやる気をあおってます。

成人式のとき↓
CANGW8X6.jpg









posted by じゅくちょー at 11:17| 振り返り
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